商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 三起商行/ |
発売年月日 | 1999/11/30 |
JAN | 9784895881128 |
- 書籍
- 児童書
水仙月の四日
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水仙月の四日
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商品レビュー
4.3
10件のお客様レビュー
三月に咲き始めた水仙を見て、この本を思い出した。黒井健さんの絵がより美しく幻想的な話に仕上げています。
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雲を紡ぐの中に 宮沢賢治の水仙月の4日の 少年が羽織っているのは 岩手のホームスパンなのではないか と書かれていて、 どんな話なんだろうと 読んでみた。 たった数時間で豪雪をもたらす 低気圧を、雪狼、雪童子、雪婆んごとして を比喩しているのかな。 自然の脅威をおとぎ話にして 伝え...
雲を紡ぐの中に 宮沢賢治の水仙月の4日の 少年が羽織っているのは 岩手のホームスパンなのではないか と書かれていて、 どんな話なんだろうと 読んでみた。 たった数時間で豪雪をもたらす 低気圧を、雪狼、雪童子、雪婆んごとして を比喩しているのかな。 自然の脅威をおとぎ話にして 伝えてるんだろうな。 真っ白な世界の中に、赤い毛布、宿り木の赤い実 だけが浮いている幻想的な世界。 何度か読むと宮沢賢治が自然をこどものような純粋な心で見ている のが分かる。
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自然の美しさと脅威、慈悲深さと残酷さの狭間に生かされている人間の命。息を飲むような美しい雪景色もほんの少しの間で猛吹雪にもなってしまう。そういう自然の中で生きていくことはすなわち、生かされているということなのでしょう。 雪童子が星に呼びかけるシーンは、壮大な宇宙の中にいる私たちで...
自然の美しさと脅威、慈悲深さと残酷さの狭間に生かされている人間の命。息を飲むような美しい雪景色もほんの少しの間で猛吹雪にもなってしまう。そういう自然の中で生きていくことはすなわち、生かされているということなのでしょう。 雪童子が星に呼びかけるシーンは、壮大な宇宙の中にいる私たちであることも思い出させてくれます。 雪童子によって助けられた赤い毛布の子供の命は私たち一人一人を代表しているように思えます。黒井健の絵がこれまた素晴らしい。とにかく全てが美しくて圧倒されました。
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