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クリステヴァ ポリロゴス 現代思想の冒険者たち30
2,989円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 1999/02/10 |
| JAN | 9784062659307 |
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クリステヴァ
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クリステヴァ
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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
・『詩的言語の革命』読む前にこっち読めばよかった ・祖型として母を探求する点は、吉本隆明に似ていると感じたし、意味生成の研究は井筒俊彦に通じるところがあると思った。 ただ、井筒の場合は深層ー表層的な捉え方なのに対して、クリステヴァのほうはもうちょっと複雑。そういう意味で、クリ...
・『詩的言語の革命』読む前にこっち読めばよかった ・祖型として母を探求する点は、吉本隆明に似ていると感じたし、意味生成の研究は井筒俊彦に通じるところがあると思った。 ただ、井筒の場合は深層ー表層的な捉え方なのに対して、クリステヴァのほうはもうちょっと複雑。そういう意味で、クリステヴァはフロイト的思考様式の外側に半歩いるとも言える。 なぜなら、現代においてフロイト思想の影響は絶大であり、物事の真の意味とか、裏側とか、深層ー表層の二項対立に人々が自然と馴染むようになったのはフロイト以降だと考えるからである。
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従来の記号学は、すでに成立している意味の秩序を考察の対象としてきた。これに対してクリステヴァが分析のメスを振るったのは、意味の生成過程である。彼女は、できあがった構造として把握されたテクストを「フェノ=テクスト」と呼び、意味を生成する生産活動としての「ジェノ=テクスト」と呼ぶ。た...
従来の記号学は、すでに成立している意味の秩序を考察の対象としてきた。これに対してクリステヴァが分析のメスを振るったのは、意味の生成過程である。彼女は、できあがった構造として把握されたテクストを「フェノ=テクスト」と呼び、意味を生成する生産活動としての「ジェノ=テクスト」と呼ぶ。ただし、両者を二項対立的に捉えてはならない。クリステヴァは、フェノ=テクストとジェノ=テクストのたえざる往還運動が起こっている意味生成の現場として、テクストを捉えなおそうとする。 さらに彼女は、こうしたテクスト論の概念装置を言語活動のみならず身体的現実や家族・社会的現実にまで拡張して、ラングの領域であるル・サンボリックと、その成立を準備する身体的欲動の領域であるル・セミオティックという対概念を提唱した。こうした彼女のテクスト論には、E・バンヴェニストの言語学からの影響が見られる。バンヴェニストによれば、人はみずからの主体性を、言説の主体として措定するのであって、それ以外のところに主体性を基礎づけるものは存在しない。こうした考え方は、フッサールの超越論的主観性を私たちの言語活動のうちに移したものである。だがクリステヴァは、超越論的自我に相当するような判断する意識が、みずからを措定することができるのは、何によってなのかと問う。その答えとして彼女が提示したのが、プラトンの『ティマイオス』から借用された「コーラ」(khora)であった。クリステヴァはそれを、定立的主体の成立以前の様態として捉えなおしている。 その後クリステヴァは、こうしたテクスト論・記号論から精神分析学へと考察の舞台を移し、前エディプス期の心理の解明に挑む。いまだ主体となっていない空無の主体(幼児)が、いまだ対象とはなっていない前=対象(母の身体)を、嫌悪を誘発する「おぞましきもの」として棄却することで、主体=対象関係が生まれると考える。それと同時に、いったん棄却された「おぞましきもの」は、ル・サンボリックな秩序をふたたび前=主体と前=対象の融合へと解体し、新たな記号生成へと動かしてゆく契機となる。クリステヴァの精神分析学は、こうした運動を理論化したものである。 ていねいな解説だが、やや冗長に感じたところもある。ぜいたくを言うならば、もう少し刈り込んでほしかったように思う。
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斜め読みしつつ読了。 浅田彰の「構造と力」で取り上げられていたような「カオス/象徴秩序」の二項対立と類似するものとしての「セミオティック/サンボリック」にはあまり言及はなかった。取り上げる題材についての重点の置き方と視点が違うように感じた。
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