商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 1998/03/30 |
JAN | 9784163175805 |
- 書籍
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語り手の事情
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語り手の事情
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商品レビュー
3.4
5件のお客様レビュー
単行本を友人から借りて読んだ。 確か後から出た文庫版が家にあった(家族の蔵書)はずだが 既に見つからない(謎) 舞台はヴィクトリア朝イギリス。 性的な妄想を抱いた男性が招かれる館で繰り広げられる、 夢想の実践。 この館の女執事風の人物が「私は語り手です」と 地の文で表明し、 エロ...
単行本を友人から借りて読んだ。 確か後から出た文庫版が家にあった(家族の蔵書)はずだが 既に見つからない(謎) 舞台はヴィクトリア朝イギリス。 性的な妄想を抱いた男性が招かれる館で繰り広げられる、 夢想の実践。 この館の女執事風の人物が「私は語り手です」と 地の文で表明し、 エロティックな欲望が現実化される様子を活写する。 だが、舞台が 「いかがわしいものは存在しないという前提で隠蔽する」 ヴィクトリア朝に設定されているためか、 語られるのはセックスに纏わる話でありながら、 特段、卑猥でも、えげつなくもなく、 語り手の口調もあくまで上品。 しかし、 この「いかがわしいものは存在しないという前提で隠蔽する」 というお約束が孕む欺瞞を、徐々に暴いていく趣向になっている。 また、情景を描写する、言うなればカメラの担ぎ手自身が 物語に介入していくことによって、 「叙述とは?」「一人称、三人称小説とは?」といった、 小説の「語り」に纏わる問題を提起するので、 メタ小説として読むこともでき、感心させられた。
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泣き虫弱虫諸葛公明が面白かったので、酒見賢一面白いと続けて読んだこの本。 なんというか・・・すごいです。 久しぶりに、肺腑をえぐるぐらいにいやらしいものを読んだ。 私も男性ですし、そういう分野のことが嫌いなわけじゃない・・・いや好きです。 だけど、いいかげん飽きていた。 手に入...
泣き虫弱虫諸葛公明が面白かったので、酒見賢一面白いと続けて読んだこの本。 なんというか・・・すごいです。 久しぶりに、肺腑をえぐるぐらいにいやらしいものを読んだ。 私も男性ですし、そういう分野のことが嫌いなわけじゃない・・・いや好きです。 だけど、いいかげん飽きていた。 手に入るものには飽きたし、手に入らないものはもうこの先も手に入らないだろうし。少年の日のような感動はもうなくなったんだろうと思ってた。 いやいや、そんなことないです。やっぱり文章だな。
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内容はエロい本です、そうとしか言い様が無い。文章も単語も、内容も人物名もその手のものばかり。が、しかし著者が酒見賢一というのが一番のミソ。 エロくないんだな、これが。 後宮小説でもそうだったけれど、エロい話がまったくエロくなくなる所か、下手すると笑い話になっちゃう所がこの人の特徴...
内容はエロい本です、そうとしか言い様が無い。文章も単語も、内容も人物名もその手のものばかり。が、しかし著者が酒見賢一というのが一番のミソ。 エロくないんだな、これが。 後宮小説でもそうだったけれど、エロい話がまったくエロくなくなる所か、下手すると笑い話になっちゃう所がこの人の特徴と言ってしまうとそうだったり。 ひどく真面目そうな文章だが内容を把握してみるとギャグでしかない。本分最終章後半部分は、思わず「親父ギャグじゃないか!」とつっこみを入れてしまいました。 付けたしのようでなんですが、語り手という設定は、面白かったです。
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