商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所/ |
発売年月日 | 1998/03/18 |
JAN | 9784894563872 |
- 書籍
- 文庫
エスパイ
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エスパイ
¥838
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商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
意外なゲストキャラが・・・!
主人公の属する「エスパイ」組織の総司令、PBという人。 この人物、ベツのSF作品からのリクルートされたキャラなのです。 ウィルスン・タッカー「超能力エージェント」の主人公、ポール・ブリーンがソレで、物語 の結末で行方不明となっているので、「エスパイ」の総司令として転身してい...
主人公の属する「エスパイ」組織の総司令、PBという人。 この人物、ベツのSF作品からのリクルートされたキャラなのです。 ウィルスン・タッカー「超能力エージェント」の主人公、ポール・ブリーンがソレで、物語 の結末で行方不明となっているので、「エスパイ」の総司令として転身していたとして も一応のつじつまはあっているワケなのですが・・・ついでにいうと、「明日プラスX」の なかでも「行方不明となった二人の超能力者のうちのひとり」として、作者自身から 公式認定(?)されているのですけども・・・。 ずいぶん昔、高校生のころ読んだとき、「こんなのアリか!」とビックリしたのを懐かしく 思い出します。海外の作家で、しかも先行作品からのキャラ・リクルートなんて、そう そう類例がないのではないでしょうか? 著作権の問題もあったのだろうけど、どう交渉したのやら、当時の小松左京氏とウィ ルスン・タッカーとどんなやりとりがあったことか・・・。 ウィルスン・タッカー自身にしてみると、むろん自作の宣伝もアタマにあったとは思うの ですけどネ。そのあたりの経緯、知りたいものです。 ついでにいうと、「エスパイ」の登場人物、それも準主役クラスの人名に日本のSF作 家の名前がもじって使われています。 このあたりも小松左京氏の遊び心の顕れでしょうか?
士門
これを読んだら小松左…
これを読んだら小松左京の世界ににたれる本。
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
丁寧に書かれた良質なエロチック(編集者にはエロ差が足りないみたいに言われたそうです「SF魂」より)・アクション・エンターティンメントSF。表題の通りエスパーかつスパイの活躍を描いているが、最終章は非常に小松左京らしい思弁も語られる(退屈するほど長くはない)。主人公の脱出のカギがサイコキネシスによる愛撫ってのがよかった。再読はしませんが、楽しく読めました。
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