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有閑階級の理論 制度の進化に関する経済学的研究 ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 1998/03/10 |
JAN | 9784480084163 |
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有閑階級の理論
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有閑階級の理論
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商品レビュー
3.6
11件のお客様レビュー
制度の進化論的プロセ…
制度の進化論的プロセスを記述して、ガルブレイスなどに大きな影響を及ぼし、現代の経済人類学・消費社会論的思考の先駆者業績ともなった、ヴェブレンの主著です。
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※このレビューにはネタバレを含みます
アメリカの有閑階級の行動原理を人類学や社会学の視点から読み解いた古典的名著。 「有閑階級には、自分の地位や成功を見せびらかすための『顕示的消費』を行う習性がある。地位を獲得するためにあった過去の『略奪文化』は、スポーツへの打ち込みやギャンブルへの熱中に変質した。そして、労働階級と一線を隠すための手段として、礼儀やマナー、服装といった上流階級の文化を生み、また、労働しないで済む地位の正統性を担保するために寄付を行ったり、教会に行くようなコミュニティ参加を行ったりする。」 というのが私なりの雑な要約である。 ウェーバーのプロテスタントの論理は否定されているが、ウェブレンの有閑階級の行動原理を紐解いた本著は、資本主義の発展を紐解く上で重要である、というようなことを経済学者の西部邁が話していたことがあり、ずっと気になっていた作品だった。 興味深い点が2つ。 一つは、有閑階級の消費の担い手は女性であったいうことである。家庭の財布の紐を握るのは女性であるということだ。女性が虐げられて来たなど、紋切り型にいうことはできないのだ。 もう一つは有閑階級が宗教に熱心であったり、社会変革に前向きではないなど、保守的な性向があるということだ。ウェブレンは批判的に書いているのだが、私には社会に安定を与える担い手、文化を支える担い手として好意的に映った。 当たり前だが、日本の現在の有閑階級とは全く性質が異なっている。もちろん、アメリカの現代のそれとも異なっている。だが、有閑階級の性質を知る補助線としては有効だろう。 読んでおいて損はない古典である。
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主要な概念提示や章立ては魅力的なのだが、時代差もあるとは言えひたすら読みづらい。 訳者に依る部分というよりかは、古典新訳シリーズくらいの抜本的な変更くらいでないと自分には厳しいかも。
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