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木犀の日 古井由吉自選短篇集 講談社文芸文庫
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木犀の日 古井由吉自選短篇集 講談社文芸文庫

古井由吉(著者)

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木犀の日 古井由吉自選短篇集 講談社文芸文庫

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商品詳細

内容紹介 内容:先導獣の話. 椋鳥. 陽気な夜まわり. 夜はいま. 眉雨. 秋の日. 風邪の日. 髭の子. 木犀の日. 背中ばかりが暮れ残る
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1998/02/10
JAN 9784061976030

木犀の日

¥1,430

商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

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2022/11/12

要再読。無意識、理不尽さ、発狂、正常と異常、日常と非日常などについて途中から意識しながら読みました。気を抜くと迷子になりそう。登場人物もこの社会の中で迷子になっているように思えました。難しかったけど中毒になる。

Posted by ブクログ

2018/11/05

元の発表時期でいうと四半世紀にわたるスパンから自選した短編集。現と夢のあいだにあるようなタッチは一貫している。すごくちょっとした徴候を感じとって、そこから夢想がどんどん広がっていく。 寝る前に読むとてきめんに眠たくなって、短編ひとつもなかなか読み通せなかった。

Posted by ブクログ

2014/07/26

どこにでもあるようなありふれた日常生活も目を見開いて凝視し続けていくと見えてくるものがある。それは神経をジワジワと冒す狂気のようなもの。夢とよばれるものかもしれない。素潜りをするように日常の海の底へ向かって潜り、息継ぎのために浮上し、また潜っていく。何かが喉の奥で粘りつき、ひりつ...

どこにでもあるようなありふれた日常生活も目を見開いて凝視し続けていくと見えてくるものがある。それは神経をジワジワと冒す狂気のようなもの。夢とよばれるものかもしれない。素潜りをするように日常の海の底へ向かって潜り、息継ぎのために浮上し、また潜っていく。何かが喉の奥で粘りつき、ひりつくような感覚を覚えながら。エッセイと小説の狭間を揺れつつ私小説風に集束していくようだ。年代順に並べられた十篇。「先導獣の話」「椋鳥」「陽気な夜まわり」「眉雨」「髭の子」がよかった。再読するとよさそうだと読みながら思った。

Posted by ブクログ

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