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Sweet Blue Age
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Sweet Blue Age

有川浩(著者), 角田光代(著者), 坂木司(著者), 桜庭一樹(著者), 日向蓬(著者)

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Sweet Blue Age

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店
発売年月日 2006/02/20
JAN 9784048736749

Sweet Blue Age

¥1,540

商品レビュー

3.4

125件のお客様レビュー

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2024/07/17
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※このレビューにはネタバレを含みます

Sweet Blue Age 青春を題材にした短編アンソロジーです。 『あの八月の』:夜の大学の映画サークルに忍び込んで、昔の自作映画のメイキングビデオを旧友と見るというお話です。昔の自分を見るという気恥ずかしさはもちろん、30代から見れば他愛のない関係の中でぐるぐると独りよがりで廻っている焦燥感がよく伝わって来ます。 『クジラの彼』:今時、携帯でメールも話もできない長距離恋愛があるとは。図書館戦争シリーズの著者が考えついたシチュエーションはとは。。。 『涙の匂い』:東北の田舎に引っ越して来た中学生の淡い想いと大人の都合による別離。東北弁がなかなかに懐かしい竹蔵でした。 『ニート・ニート・ニート』:無気力に過ごす毎日。なにげなく会社を辞めることにした主人公のところに、女たらしで口のうまい旧友が訪ねて来て、知らず知らずのうちに逃亡劇に巻き込まれるお話。最後に自分が旧友と自分との共通点に気づいて。。。 『ホテルジューシー』:兄弟の面倒を母親代わりでみていたため、自分の時間を犠牲にしていつも追われるように暮らしていた女子大生が、沖縄に行ってゆるゆるの時間、ゆるゆるの人たちと過ごすことによって成長するお話。沖縄行きたいぞー。 『辻斬りのように』:5月のある朝、彼女の中で蠢きだしたものは、兎に角男を斬りまくること。わかるようなわからないような。男にはちょっと追いつけないお話。 『夜は短し歩けよ乙女』今や大ブレークの森見氏の同名長編の第一章。内田百閒先生へのオマージュが炸裂。詳細は別レビューを参照ください。 アンソロジーの楽しみは同じテーマの作品がまとめて読めること以外に、今まで読んだことの作家の作品にふれることができるという利点もあります。今回の成果は、今まで知らなかった日向氏、三羽氏、坂木氏を知ることとができたことです。特に日向氏の別の本はちょっと読みたくなりました。 竹蔵

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2024/07/15

個性的な作品集であった。「海の底」読了後であれば「クジラの彼」はより一層春の雰囲気(色んな意味で)がわかっただろう。個人的に「ホテルジューシー」が好きだった。独特の雰囲気と、めぐる不思議な感覚。嵌る。森見さんの作品を読むのは初めてだったけれど、「最後に集う」感たっぷりで好みにすっ...

個性的な作品集であった。「海の底」読了後であれば「クジラの彼」はより一層春の雰囲気(色んな意味で)がわかっただろう。個人的に「ホテルジューシー」が好きだった。独特の雰囲気と、めぐる不思議な感覚。嵌る。森見さんの作品を読むのは初めてだったけれど、「最後に集う」感たっぷりで好みにすっぽり。他作品も読みたい

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2024/02/03

坂木司さん目当てで知った本。 ・あの八月の、 黒歴史、になるのかなあ。そんな雰囲気の青臭い若かりし頃、って感じ。 長年付き合った人よりも出会って数ヶ月の人と結婚する心情も、振り向かれない人と関係を持ち続ける心情も、どちらも理解出来ない。 自分とはかけ離れた体験が出来たようなお話...

坂木司さん目当てで知った本。 ・あの八月の、 黒歴史、になるのかなあ。そんな雰囲気の青臭い若かりし頃、って感じ。 長年付き合った人よりも出会って数ヶ月の人と結婚する心情も、振り向かれない人と関係を持ち続ける心情も、どちらも理解出来ない。 自分とはかけ離れた体験が出来たようなお話だった。 ・クジラの涙 有川さんの文章、やっぱ読みやすいな。 潜水艦というこれまた馴染みのない世界で、さらに遠距離恋愛とはキツそう。 自分の弱さを見せられたら距離が近くなるのかな。 ・涙の匂い ええぇぇえこんなに悲しいお話なの?! 青春がテーマで、これって…。 福島が舞台だとは思うんだが、同じ東北に住んでる民からしたら共感することしきり。 時代は今より少し前かな? 親の影響の絶大さよ。そして「大人」って、言うほど大人じゃないよね。自分が歳をとってからようやく実感する。 子供の頃に見ていた大人は、思っている以上に子供だ。 ・ニート・ニート・ニート ん、なんかよく分かんなかった。この本、読めば読むほど思い描いている青春からは遠ざかって、生々しい肉が見えるほどのリアルな青春ばかりが出てきて、痛い。 読むの、痛い。 ・ホテルジューシー 一番気になってた作品。読んでみると、なんか拍子抜け。女子的生活がおもしろすぎたから、期待値が高くなりすぎてた。 こんな青春もあるのかな。 私も主人公寄りの性格だから、途中までずっとしんどかった。 ・辻斬りのように 田中先生のことが好きだったのかしら。恋愛経験がゼロに近いと言っていいほど少ない私には、眩しく感じるような行動力だわ。 ・夜は短し歩けよ乙女 前にも読んだことがあるけど、その時は意味わからない話だなと思った。 今回じっくり読んでみて思ったのは、やっぱりよく分からない。 ただ描写を追って見たので前よりはカオス具合が具体的になった。 全体を通して青春、Sweet Blue Ageなんて言ってるけど、全然スイートじゃないし、なんなら苦すぎたり痛かったりして苦しかった。 普段こういう本を読まないから、尚更新鮮だった。お話の内容的にも、アンソロジーという構成にしても。

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