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知的財産の歴史と現代 経済・技術・特許の交差する領域へ歴史からのアプローチ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 発明協会 |
発売年月日 | 2005/05/01 |
JAN | 9784827108057 |
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知的財産の歴史と現代
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19世紀半ば、欧州自由貿易の時代であった。1846年英国では穀物法を廃止し、保護貿易から自由貿易へ切り替えた。欧州では鉄道建設が進められ、国境を越えた流通革命が進行していた。この自由貿易の思想からすると、特許制度はいかにも問題があった。特許制度は自由な貿易を阻害するものとしか考えられなかった。この時代、欧州各国で特許制度の是非、具体的にはその廃止が検討された。ドイツ議会は1863年に特許制度は公共の福祉を害すると非難し、スイス議会は特許制度の採用を否決した。オランダは1869年(~1910年)に特許制度を廃止する。現在の米国がリードし進められている、WTO、TRIPSの路線からすると全く逆なわけで皮肉なものである しかしその後1873年に欧州をおそうと、企業倒産が続出し、世界は自由貿易から保護貿易に劇的に変わった。保護主義となれば特許制度が注目され、オランダは1910年に特許制度を復活させた。 」 。。。以上同書第4章128Pから引用。 19世紀半ばを、150年後の21世紀初頭, 鉄道をインターネット、に読み替えても、そのまま通用しそうである。
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