商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ホーム社/集英社 |
発売年月日 | 2005/04/30 |
JAN | 9784834251111 |
- 書籍
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マンモス・ハンター(下)
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マンモス・ハンター(下)
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
今更ですが女の方が家の継承者?というのをときたま忘れるので、身分がどーのこーのいう話で思い出してそーだったそーだったとなりました。 ライオンむらの人はみんな良い人でライダグとエイラをかばった時は胸熱でした。 ジョンダラーとくっついて欲しいとは思ったけどラネクを振るシーンはちょっと...
今更ですが女の方が家の継承者?というのをときたま忘れるので、身分がどーのこーのいう話で思い出してそーだったそーだったとなりました。 ライオンむらの人はみんな良い人でライダグとエイラをかばった時は胸熱でした。 ジョンダラーとくっついて欲しいとは思ったけどラネクを振るシーンはちょっとせつなくなりました。
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エイラシリーズはここに至って、クロマニヨン人の部族の集いが描かれる。たった10数人ほどでひとつの廬(いおり)を立ち上げていた彼らは何百キロと旅をして、夏の間に部族同士の交流を欠かさない。何百人という同族たちが集まるのだ。50人ほどで協力しながら、マンモスを狩ってゆく。ネアンデルタ...
エイラシリーズはここに至って、クロマニヨン人の部族の集いが描かれる。たった10数人ほどでひとつの廬(いおり)を立ち上げていた彼らは何百キロと旅をして、夏の間に部族同士の交流を欠かさない。何百人という同族たちが集まるのだ。50人ほどで協力しながら、マンモスを狩ってゆく。ネアンデルタール人が一頭を狩るのに四苦八苦していた一方、彼らは一挙に数頭の群れをそのまま狩るのである。 ひとつの共同体の萌芽がここにある。その準備も次第と作られていたようだ。 子供同士の喧嘩に対して、女長会と男たちの采配が描かれる。二つが全く違っていたのは興味深い描き方だった。女長会は子どもの喧嘩の原因を問わない、怪我が起きるような喧嘩は両方を罰するのである。一方、男たちの族長会の裁きは「立派な心がけが理由の喧嘩」となれば赦すのである。 ひとつの喧嘩が他の喧嘩の火種になるから、あらゆる喧嘩は罰するべきか。それとも、人の勇気は讃えるべきだから、少々の喧嘩はむしろ奨励するべきか。しかし、何れの場合も「話し合い」で良否を決めていて、1人の人間が裁きをするようにはなっていない。 人間は「言葉」によって多くのものを獲得したが、「言葉」によって人と人との「争い」も生じるようになった。しかし、それは長い長い間は「話し合い」により解決して来たのではないだろうか。 「言葉」ではなく「全身」で意味を伝えるネアンデルタール人は、ウソと思い違いによる争いは生まれなかった。しかし、それは族長による独裁を許すことにもなった。クロマニヨン人の「言葉」は、新しいことを受け入れ、類推し、発見する機能があったのではないか。だとすれば、いっときの気の迷いから始めた「戦争」も、止める機能を発見する時がくるのかもしれない。 うじうじ長引いたアエラとジョンダラーの恋愛話には一段落がつき、これから新しい舞台での新人類たちの物語が始まる。 2013年11月8日読了
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