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マンモス・ハンター(下) エイラ 地上の旅人7
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ホーム社/集英社 |
発売年月日 | 2005/04/30 |
JAN | 9784834251111 |
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マンモス・ハンター(下)
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マンモス・ハンター(下)
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商品レビュー
3.6
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ネアンデルタール人の氏族で暮らしていた時は、異質な存在として扱われていたエイラ。 氏族を追われ一人で暮らしていた時のエイラは、知識と工夫で何とかやっていくことができた。 そして、ジョンダラーと出会い、一人のクロマニオン人という存在になった時、圧倒的な知識と行動力を持ち、たぐいまれな美貌の持ち主で…という氏族の時とは真逆の扱いとなった。 誰もがエイラを称賛し、尊重する。 『マンモス・ハンター』の上中下巻で、エイラは無双となった。 ただ、ジョンダラーの愛だけが、自分の上を通り過ぎていくけれど。 それが、エイラの知識も技術も美貌もすべてひっくり返してしまうような一言をエイラは発してしまった。 マムトイ族の夏の祭り、1000人もの人が集まっている場で。 それでもエイラを受け入れてくれるマンモス簇(むら)の人々や、この夏に知り合った人々も多くいたことで、今度はジョンダラーが自分を責める。 心から愛しているエイラだけれど、どこかで恥ずかしいと思ってはいなかったか。 もし自分の一族がエイラを受け入れなかったら、そして自分までもが追放されたら…と、エイラに関わらないようにしていた自分を、ついにジョンダラーは認め、恥じ、エイラの前から姿を消すことにする。 いやー、1000ページ以上も、エイラとジョンダラーの心のすれ違いをねちねち読まされてきましたが、もう、この先は大丈夫でしょう。 大丈夫であってくれ。 今度は一年にわたる、ジョンダラーの故郷への旅。 仲良くやってほしくはあるけれど、あんまり濡れ場の連続も困る。 ほどほどでお願いします。
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今更ですが女の方が家の継承者?というのをときたま忘れるので、身分がどーのこーのいう話で思い出してそーだったそーだったとなりました。 ライオンむらの人はみんな良い人でライダグとエイラをかばった時は胸熱でした。 ジョンダラーとくっついて欲しいとは思ったけどラネクを振るシーンはちょっと...
今更ですが女の方が家の継承者?というのをときたま忘れるので、身分がどーのこーのいう話で思い出してそーだったそーだったとなりました。 ライオンむらの人はみんな良い人でライダグとエイラをかばった時は胸熱でした。 ジョンダラーとくっついて欲しいとは思ったけどラネクを振るシーンはちょっとせつなくなりました。
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エイラシリーズはここに至って、クロマニヨン人の部族の集いが描かれる。たった10数人ほどでひとつの廬(いおり)を立ち上げていた彼らは何百キロと旅をして、夏の間に部族同士の交流を欠かさない。何百人という同族たちが集まるのだ。50人ほどで協力しながら、マンモスを狩ってゆく。ネアンデルタ...
エイラシリーズはここに至って、クロマニヨン人の部族の集いが描かれる。たった10数人ほどでひとつの廬(いおり)を立ち上げていた彼らは何百キロと旅をして、夏の間に部族同士の交流を欠かさない。何百人という同族たちが集まるのだ。50人ほどで協力しながら、マンモスを狩ってゆく。ネアンデルタール人が一頭を狩るのに四苦八苦していた一方、彼らは一挙に数頭の群れをそのまま狩るのである。 ひとつの共同体の萌芽がここにある。その準備も次第と作られていたようだ。 子供同士の喧嘩に対して、女長会と男たちの采配が描かれる。二つが全く違っていたのは興味深い描き方だった。女長会は子どもの喧嘩の原因を問わない、怪我が起きるような喧嘩は両方を罰するのである。一方、男たちの族長会の裁きは「立派な心がけが理由の喧嘩」となれば赦すのである。 ひとつの喧嘩が他の喧嘩の火種になるから、あらゆる喧嘩は罰するべきか。それとも、人の勇気は讃えるべきだから、少々の喧嘩はむしろ奨励するべきか。しかし、何れの場合も「話し合い」で良否を決めていて、1人の人間が裁きをするようにはなっていない。 人間は「言葉」によって多くのものを獲得したが、「言葉」によって人と人との「争い」も生じるようになった。しかし、それは長い長い間は「話し合い」により解決して来たのではないだろうか。 「言葉」ではなく「全身」で意味を伝えるネアンデルタール人は、ウソと思い違いによる争いは生まれなかった。しかし、それは族長による独裁を許すことにもなった。クロマニヨン人の「言葉」は、新しいことを受け入れ、類推し、発見する機能があったのではないか。だとすれば、いっときの気の迷いから始めた「戦争」も、止める機能を発見する時がくるのかもしれない。 うじうじ長引いたアエラとジョンダラーの恋愛話には一段落がつき、これから新しい舞台での新人類たちの物語が始まる。 2013年11月8日読了
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