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笑う男 創元推理文庫
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笑う男 創元推理文庫

ヘニング・マンケル(著者), 柳沢由実子(訳者)

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笑う男 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2005/09/30
JAN 9784488209056

商品レビュー

3.9

25件のお客様レビュー

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2024/12/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作で人を殺めてしまったヴァランダーは 精神を病み、休職していた。 これまでも刑事という職業に疑問を持ちながら仕事を続けて来た彼は、いよいよ辞める決心をしたのだけど、 今回起こった事件がきっかけとなり 逆にこの仕事以外に道はない、という結論に至る。 前半の地道な捜査の雰囲気がとても良かった反面、 犯人自体はこの人しかいないという中、 中盤以降なかなか進展が見られず 少し間延びした感じに。 このシリーズは事件とか推理といった部分より ヴァランダーの心情や葛藤する姿を味わうのが良いようだ。 あと、人物紹介の二番目に女性刑事の名前が載ってるのを見た時は、 「ヴァランダー、またか!」とあきれましたよ。 それから相変わらずちまちまとリガに住む未亡人に手紙を書いては破りしてるのも通常モード。 でも今回は自分の予想を裏切る結果だったので 逆に残念。 彼には情けない男を全力で全うしてほしい。

Posted by ブクログ

2024/05/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ヘニング・マンケルのクルト・ヴァランダー刑事シリーズ第4段。前作「白い雌ライオン」から10年以上ぶりに読了。 前作で人を殺め、失意に暮れるまま辞職を考えるヴァランダー。その前に友人の弁護士が尋ねにくる。父が交通事故を装われて殺されたと訴る友人だが、ヴァランダーは辞職しようとしていることを告げ追い返す。数日後、その友人が射殺されたことを知りヴァランダーは。。。 圧倒的な面白さで引き込まれ、中断していた期間は最初の数ページでどこかに行ってしまった。読みやすさ、人物造形は流石のヘニング・マンケル。ヴァランダー刑事の捜査を一緒になって追っている感覚がある。 ラストが若干駆け足だった気もしたが、それを抜きにしても近代スウェーデン刑事物の元祖たる安定感があって、安心して読んでいることができる。シリーズ最終巻まで少しずつ堪能したい。

Posted by ブクログ

2023/04/09

もうミステリーじゃないですね じゃあなんなのよ?って聞かれるとだいぶ困るんですが 正直事件の方はもうほぼサイドストーリーなんじゃないかと思うほど力入ってない気がします 割とどうでもいいっていうか 今回はヴァランダー再生の旅です 警官であるということ、イコールヴァランダーにと...

もうミステリーじゃないですね じゃあなんなのよ?って聞かれるとだいぶ困るんですが 正直事件の方はもうほぼサイドストーリーなんじゃないかと思うほど力入ってない気がします 割とどうでもいいっていうか 今回はヴァランダー再生の旅です 警官であるということ、イコールヴァランダーにとって生きるということはどういうことなのかをひたすらに自分に問いかけ続けます そしてヴァランダーはデンマーク社会を映す鏡でもあるようです ひたすらに自分の内にある怖れや苦悩や喜びさまざまなものと向き合い続ける500ページでした 読み終わって思ったこと ヴァランダー頑張れ! 俺も頑張る!

Posted by ブクログ