商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 平凡社 |
| 発売年月日 | 2005/09/09 |
| JAN | 9784582765526 |
- 書籍
- 新書
逝きし世の面影
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逝きし世の面影
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商品レビュー
4.2
149件のお客様レビュー
日本の幕末から明治にかけての異邦人による観察記録を通じて、当時の日本人の生活や文化を深く掘り下げた作品です。外国人の鋭い視点によって描かれる日本人は、愛嬌にあふれ、祭りや季節の行事を楽しむ姿が印象的で、現代のストレス社会とは対照的な心の余裕を感じさせます。読者は、これらの記録を通じて、過去の日本人が持っていた独特の気質や価値観に触れ、自らの生き方について考えさせられることでしょう。時代の違いを越えて、心の垣根が低かった当時の人々の姿は、現代にも通じる希望の光を与えてくれます。豊富な情報と独自の視点が詰まった本書は、歴史を知るだけでなく、幸せとは何かを再考するきっかけとなるでしょう。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
文庫化前から評判のよ…
文庫化前から評判のよい本で、文庫化されたときにはメディアでも取り上げられていました。近代化によって滅んでしまったひとつの『文明』としての日本の姿を、外国人の記録などの史料をもちいて再現しようとした労作です。分厚いですが、とても読みやすい本です。
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明治の御一新はたしか…
明治の御一新はたしかに得るものは大きかつたが、同時に失ふものもまた大きかつた。古き良き日本といふ概念は我々は聞くことがある。しかしそれの具体例となると思い浮かべることは至難である。この『逝きし世の面影』は外国人がみた美しき日本の姿を緻密に丁寧に追つて行く。
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◯それでも人々は楽しく暮らしており、食べたいだけ食べ、着物にも困ってはいない。それに家屋は清潔で、日当たりもよくて気持ちがよい。(102p) ◯ 幸福よりも惨めさの源泉となり、しばしば破滅をもたらすような、自己顕示欲にもとづく競争がここには存在しない。(124p) ◯バードは...
◯それでも人々は楽しく暮らしており、食べたいだけ食べ、着物にも困ってはいない。それに家屋は清潔で、日当たりもよくて気持ちがよい。(102p) ◯ 幸福よりも惨めさの源泉となり、しばしば破滅をもたらすような、自己顕示欲にもとづく競争がここには存在しない。(124p) ◯バードは日光の町に立ち寄ったとき、街路が履き清められてあまりにも清潔なので、泥靴でその上を歩くのが気がひけたと言っている。(135p) ◯ すこしも錘をあげる努力をしないで歌を唱うのは、まことにばからしい時間の浪費であるように思われた。時間の十分の九は歌を唱うのに費やされたのであった(239p) ◯ 江戸の独自性は都市が田園によって浸透されていることにあった。(448p) ◯今日では月の光が座敷を照らすことはないし、「月の盛」に寝られぬ思いをする者もいない。(467p) ◯ 徳川期の日本人は、人間をそれほどありがたいもの、万物の上に君臨するものとは思っていなかった。(505p) ★開国期に日本を訪れた外国人たちの記録によって、かつての日本人の姿が浮かび上がる。 ★江戸時代には身分の差があって、庶民には自由はなく、貧しく、厳しい生活だった。そんな間違ったイメージは吹き飛ばされる。庶民は豊かで美しい自然にかこまれて、自由に、心穏やかに、楽しく笑って、幸せに暮らしていたのだ。 ★江戸の頃には、個人と共同体の垣根が低く、いわば村が丸ごと家族のようなものだったのではないか。だからプライバシーもなく、物を置いておいても盗まれない。老若男女が混浴してもヘイチャラである。いやいやそもそも個人の概念がないのでは。人間も自然の一部、そんなに崇高なものと思ってない。だからこだわりがなく、あっけらかんとしている。などなど、私は研究者でも何でもないが、妄想が楽しい読書であった。 ★もちろん現代の方が裕福で、便利で、健康的で、自由で、刺激的な生活であることだろう。大切な人を亡くすことも少ないだろう。それでも、もしも、江戸時代よりも幸せに思えないとしたら、それはまだ進歩の途上なのだと思いたい。
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