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フリアとシナリオライター 文学の冒険シリーズ
2,640円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 国書刊行会 |
発売年月日 | 2004/05/31 |
JAN | 9784336035981 |
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フリアとシナリオライター
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フリアとシナリオライター
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商品レビュー
3.9
12件のお客様レビュー
自分はあんまり好きじゃないなあ。 大学生がラジオ局に勤める。番組のドラマ劇場の話と、現実の彼の生活風景が描かれる。自分の叔母さんと愛し合い、結婚するまでのドタバタ。交互にラジオドラマシナリオが挿入。落ち着かない。最初はこんなもんかと思い読んでいたが、飽きてきた。 しかし作者の...
自分はあんまり好きじゃないなあ。 大学生がラジオ局に勤める。番組のドラマ劇場の話と、現実の彼の生活風景が描かれる。自分の叔母さんと愛し合い、結婚するまでのドタバタ。交互にラジオドラマシナリオが挿入。落ち着かない。最初はこんなもんかと思い読んでいたが、飽きてきた。 しかし作者の人間達に向ける視線は、爬虫類のように温度を持たず冷たさを感じる。がそれが作品に特に生かされてなく。地名以外に南米の雰囲気を感じる場面もなく。無駄に長く、とにかく自分は作品の雰囲気が駄目だった。 知名度がある人気作家が普段書いてる小難しい作品に比べると読みやすい!て⤴てる奴らほんとウザいわ。
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読みやすく面白いバルガス=リョサ作品のひとつ。根性でスペイン語で読んだが、ブックオフの1ドルコーナーで発見したのでもちろん購入した。何時か確認の為に読もう。
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『フリアとシナリオライター』は今のところ<笑った小説マイベスト3>に入る。とにかく笑った。 この作品はバルガス=リョサの半自伝的な小説。 大学生でラジオ局にも勤める小説家志望の僕(マリオちゃん)と義理の叔母フリアとの恋物語と、ボリビアから来た天才(?)シナリオライターであるペドロ...
『フリアとシナリオライター』は今のところ<笑った小説マイベスト3>に入る。とにかく笑った。 この作品はバルガス=リョサの半自伝的な小説。 大学生でラジオ局にも勤める小説家志望の僕(マリオちゃん)と義理の叔母フリアとの恋物語と、ボリビアから来た天才(?)シナリオライターであるペドロ・カマーチョが書くラジオ劇が交互に語られる作品。 通俗性を否定する小説家志望の僕と、通俗性全開の物語を書くシナリオライターの双方の中に、バルガス=リョサの作家や文学に対する考えが垣間見えるようでまず面白い。 また、僕(マリオちゃん)とフリア叔母さんをはじめ、書くことに生活の全てを捧げるペドロ・カマーチョや親友のハビエル、<大惨事が三度の飯より大好きな>部下のパスクアルなど登場人物が個性あふれる面々ばかりでこれまた面白い。 でも一番笑うのは、途中からシナリオライターのペドロ・カマーチョが精神に変調を来たし、それに合わせてラジオが混信したように錯綜していくラジオ劇で、不謹慎ながらも最高に面白く腹を抱えて笑った。 こんな笑える小説も書いているとは…恐るべしバルガス=リョサ。
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