商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2005/05/10 |
| JAN | 9784167112332 |
- 書籍
- 文庫
武田信玄 山の巻 新装版
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武田信玄 山の巻 新装版
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商品レビュー
4
22件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
西上の夢を追いかける信玄の最期を見届けていたら、涙が止まらなくなってしまった。いつのまにか私も信玄公の虜になっていたようだ。 信玄があと10年早く武田家の長になっていたら、どんな歴史になっていたんだろうって思いを巡らざるを得ないなぁ。 家康陣営があれほど怯える騎馬隊も、張り巡らされた策略も、敵を感嘆させるほどの隊列も、すべて西上のため。信長からしたらマジか、あっぶねー...セーフ...って感じだろうけど、やっぱり真正面から戦ってほしかった気持ちはある。 これ以降衰退の一途を辿る勝頼時代を見届けるのはあまりに辛すぎたので、正直ここで終わってくれて助かりました。記憶に残る本だった!読んでよかった!
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武田信玄一代記の最終章。上杉謙信や今川義元(または息子氏真)や北条氏康(または息子氏政)との合戦や暗闘を経て目指すは京都。立ち塞がるは徳川家康、織田信長。徳川軍団を軍略で蹴散らすも生命の灯火は微かとなっていたという信玄公の偉大さと無念さが伝わる内容であった。ただし、こいひめ、里見...
武田信玄一代記の最終章。上杉謙信や今川義元(または息子氏真)や北条氏康(または息子氏政)との合戦や暗闘を経て目指すは京都。立ち塞がるは徳川家康、織田信長。徳川軍団を軍略で蹴散らすも生命の灯火は微かとなっていたという信玄公の偉大さと無念さが伝わる内容であった。ただし、こいひめ、里見を始め最期まで何人もの女にモテモテで男子の本懐は遂げていると思われる。それでも三条の方とキチンと情を交わす辺りは良かった(史実では何人も子どもを成しているので寧ろ相性が良いと推察される)。 信長が信玄を恐れていたのは事実だろうし信玄が信長の運の良さを言うのも事実であろう。しかし信玄が上杉や北条と争い今川に食指を動かす中で今川義元の首を取っても駿河方面より東は捨てて京都を目指した信長の戦略の方が的確であるように見える。
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全4巻を読了。昭和40年から8年にわたって「歴史読本」に連載された大長編ものだそうですが、さすがに読み応えがあり、充実した読了感です。 晩年の信玄。といっても53歳で亡くなるので、今から考えるとさほどの年齢ではないのですが。結核に悩まされながらも、天下統一に向けて、西上の夢を追...
全4巻を読了。昭和40年から8年にわたって「歴史読本」に連載された大長編ものだそうですが、さすがに読み応えがあり、充実した読了感です。 晩年の信玄。といっても53歳で亡くなるので、今から考えるとさほどの年齢ではないのですが。結核に悩まされながらも、天下統一に向けて、西上の夢を追いかけます。ラストの三方ヶ原の戦いで家康を破るも、そこで命が尽きる場面。さどかし無念だったろうし、もしあと10年命があったなら、その後の歴史は変わっていたかもしれません。 忘れられない歴所小説となりそうです。
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