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坂の上の雲(6)
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坂の上の雲(6)

司馬遼太郎(著者)

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坂の上の雲(6)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 2004/06/15
JAN 9784163230207

坂の上の雲(6)

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商品レビュー

4.5

19件のお客様レビュー

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2024/11/18

明治維新からたった30数年の間に、ここまで近代的な軍隊を作り上げて、大国ロシアと戦争をした日本。 国民国家として、日本が初めて挑んだ戦争であり、この勝利がその後の世界大戦にどう影響したのかを考えると、必ずしもそれをポジティブに捉えることができない。

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2024/03/22

たとえばバルチック艦隊が宗谷海峡に迂回して温存され物資兵員の輸送に脅威となって奉天会戦の勝利も無く日本の戦争継続能力枯渇で講和となったら(日本は相当厳しい領土要求を突きつけられ、ロシア海軍は念願の不凍港拠点を得、日本海を「ロシアの勢力圏」とすることは皇帝の威信を増し)…ロシア革命...

たとえばバルチック艦隊が宗谷海峡に迂回して温存され物資兵員の輸送に脅威となって奉天会戦の勝利も無く日本の戦争継続能力枯渇で講和となったら(日本は相当厳しい領土要求を突きつけられ、ロシア海軍は念願の不凍港拠点を得、日本海を「ロシアの勢力圏」とすることは皇帝の威信を増し)…ロシア革命は起こらず、世界大戦があったとしても社会主義台頭は遅れたことでしょう。北海道の半分ぐらい割譲?の日本は…ロシア語ブームになっていたか?

Posted by ブクログ

2024/02/26

 明治日本が軍事戦略・戦術、外交、謀略の限りを尽くし、旅順や奉天で陸軍が苦しみながら辛勝して、最後に日本海海戦の海軍の完全勝利をもって日露戦争に勝利するという史実を題材としており、苦戦からの完全勝利が劇的で、先人の奇跡を追体験できるほどにその描写がリアルであった。  反面この奇跡...

 明治日本が軍事戦略・戦術、外交、謀略の限りを尽くし、旅順や奉天で陸軍が苦しみながら辛勝して、最後に日本海海戦の海軍の完全勝利をもって日露戦争に勝利するという史実を題材としており、苦戦からの完全勝利が劇的で、先人の奇跡を追体験できるほどにその描写がリアルであった。  反面この奇跡的な成功体験が、太平洋戦争への破滅につながる原点であったという司馬史観は、通史で考えた時の歴史の教訓が示されているように感じた。  人生三回目の再読だったが、何度読んでも色褪せない面白さや気付きがあり、人生最初に読んだ長編小説が最良の小説であった。

Posted by ブクログ

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