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トゥバ紀行 岩波文庫
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トゥバ紀行 岩波文庫

メンヒェン=ヘルフェン(著者), 田中克彦(訳者)

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トゥバ紀行 岩波文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 2004/05/18
JAN 9784003347119

トゥバ紀行

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商品レビュー

3.8

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2024/11/27

世界をひしめくマイナー国家のなかでも、ある種のカルテイックさというか、マニアを引きつける国は意外とある。タンヌ・トゥバはその代表選手だ。その魅力とは? タンヌ…何だって?そう、トゥバはかつてソ連の緩衝国家として、モンゴル国境に在った国だ。それも二十年ちょっとだけ。スターリン時代...

世界をひしめくマイナー国家のなかでも、ある種のカルテイックさというか、マニアを引きつける国は意外とある。タンヌ・トゥバはその代表選手だ。その魅力とは? タンヌ…何だって?そう、トゥバはかつてソ連の緩衝国家として、モンゴル国境に在った国だ。それも二十年ちょっとだけ。スターリン時代に葬られ、その後のソ連体制で喪われた、トゥバの確かな生存報告を、オーストリア人の著者が伝えるのが本書である。だが待ってほしい。スターリン体制下にシベリア鉄道でトゥバ入り?「靴底まで調べられて」原稿メモと共に脱出に成功?この著者、只者ではない。きっと、その後のアメリカ亡命も、彼にはオチャノコだったに違いなかろう。 そういう抜け目ない視点で、ウィットを散りばめながら描き出すトゥバ紀行は、迫力と哀愁と深く澄み切ったトゥバ文化の美しさを、読者に体感させてくれる。トゥバは遊牧と狩猟の民であり、文字は雄弁さを持たない。著者潜入時は、ソ連体制下で文化漂白も進んでいる。だが、抜け目ない著者は歴史学者であり文化人類学者であったから、そこは心配ご無用。トゥバの晒されてきた、仮借のない騎馬遊牧民族の掟と、それを前提としたトゥバのリアル(1930年当時)の糸地を見事に紡ぎきり、鎖国国家トゥバを俯瞰できる作品を創り出すことに成功している。 そして、もちろん翻訳者の技量も素晴らしい。アイロニーとツンデレ的慈愛に富む著者のエッセンスを見事に汲んでいる。マニアが書き、マニアが訳し、マニアが読む。こうしてトゥバはマニア国家の星となったのであろう。紀行文学のお手本的一冊である。 オススメ

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2023/02/19

1921年から23年間だけ独立国――有名無実も甚だしいが――だったトゥバに入り、様々な文化や当時の政治状況について記録した一冊。個人的には、ガルサン・チナグの『草原情歌』(原題『歌の終わり』)を知ったきっかけの一冊だ。 当時のトゥバはソヴィエト連邦に翻弄され、ほとんど支配されて...

1921年から23年間だけ独立国――有名無実も甚だしいが――だったトゥバに入り、様々な文化や当時の政治状況について記録した一冊。個人的には、ガルサン・チナグの『草原情歌』(原題『歌の終わり』)を知ったきっかけの一冊だ。 当時のトゥバはソヴィエト連邦に翻弄され、ほとんど支配されていた。現在のロシア連邦でのトゥバは果たして……?

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2022/04/14

現在、ロシア連邦を構成する共和国のひとつ、トゥバ共和国。 そのトゥバが独立国であったわずか23年間の中で、唯一外国人として訪問することができたドイツ人による奇書。 旅行記というよりは歴史、民俗の研究書といった方が近い。 帝国主義時代の書物特有の偏見や見下しは少ない。 なお、「写真...

現在、ロシア連邦を構成する共和国のひとつ、トゥバ共和国。 そのトゥバが独立国であったわずか23年間の中で、唯一外国人として訪問することができたドイツ人による奇書。 旅行記というよりは歴史、民俗の研究書といった方が近い。 帝国主義時代の書物特有の偏見や見下しは少ない。 なお、「写真多数」とは謳われているものの、そんなに多くはない。

Posted by ブクログ

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