商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 創元社 |
発売年月日 | 2004/07/20 |
JAN | 9784422113197 |
- 書籍
- 書籍
アニメと思春期のこころ
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
アニメと思春期のこころ
¥2,530
在庫あり
商品レビュー
2.8
8件のお客様レビュー
ピア・サポーターズSさんのおすすめ本です。 「この本では、いかにアニメが思春期の子供たちにとっての心理的療法の役目を果たしているかが書かれています。 アニメが持つ力やアニメによる影響について感じさせられる本なので、アニメが好きな方やアニメに縁のない方もぜひ読んでみてください!」 ...
ピア・サポーターズSさんのおすすめ本です。 「この本では、いかにアニメが思春期の子供たちにとっての心理的療法の役目を果たしているかが書かれています。 アニメが持つ力やアニメによる影響について感じさせられる本なので、アニメが好きな方やアニメに縁のない方もぜひ読んでみてください!」 最新の所在はOPACを確認してください。 TEA-OPACへのリンクはこちら↓ https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00206125
Posted by
ユング派の心理学者の著者が、アニメのキャラクターにみずからの心をかさねるローティーンの少女たちの心に迫る本です。とりあげられている作品は、『美少女戦士セーラームーン』『スレイヤーズ』 『新世紀エヴァンゲリオン』『少女革命ウテナ』『カードキャプターさくら』など、90年代後半に流行し...
ユング派の心理学者の著者が、アニメのキャラクターにみずからの心をかさねるローティーンの少女たちの心に迫る本です。とりあげられている作品は、『美少女戦士セーラームーン』『スレイヤーズ』 『新世紀エヴァンゲリオン』『少女革命ウテナ』『カードキャプターさくら』など、90年代後半に流行したものが中心です。 斎藤環や東浩紀、宇野常寛といった論者たちの論考と比較すると、ユング派的な楽天性が目立つように思います。もちろん男性のアニメファンを念頭に置いた評論と、思春期の少女たちを念頭に置いた考察を単純に比較することはできないのですが、少なくとも本書にとりあげられている作品は、男性のアニメファンの視点を外して論じることができるとは思えません。また、著者の論じるように少女たちがこれらの作品を通して「内面化」ないし(ユング派の言葉で言えば)「個性化」を果たしているのだとすれば、それは男性の視線を彼女たちが内面化してしまうことになるのではないか、という問題に踏み込んでいかざるをえないはずですが、本書にはそうした問題意識は見られないように思います。
Posted by
わかりやすい内容。さすが京大。というお粗末な感想が先。 自分自身の思春期と照らして,現在の自分のルーツやその中身をなんとなく掘り返して眺めるいい機会になった。 私自身,父親不在の中,母親をイベント的に強烈に体験していて,超自我の部分が暴力的でヒステリックで絶対的で両価的なものに...
わかりやすい内容。さすが京大。というお粗末な感想が先。 自分自身の思春期と照らして,現在の自分のルーツやその中身をなんとなく掘り返して眺めるいい機会になった。 私自身,父親不在の中,母親をイベント的に強烈に体験していて,超自我の部分が暴力的でヒステリックで絶対的で両価的なものになっているし,そこに反することは死ぬことを意味している。現実は厳しい。今もそうだし,ずっとこの23年間ファンタジーに逃げ続けて現実と離れて,自己愛も肥大化しているし,おおよそ自分を守ることだけで必死になっている。 一歩外からその状態を眺められたのは,一歩だったかと思う。
Posted by