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ドーキンスvs.グールド ちくま学芸文庫
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ドーキンスvs.グールド ちくま学芸文庫

キムステルレルニー(著者), 狩野秀之(訳者)

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ドーキンスvs.グールド ちくま学芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房/
発売年月日 2004/10/10
JAN 9784480088789

ドーキンスvs.グールド

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商品レビュー

3.6

12件のお客様レビュー

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2024/05/22

ダーウィンが提起した進化論(個体の多様性と淘汰の理論)は現在ほとんど「真理」として扱われているが、その具体的な中身についてはまだまだ定まっていなかったりする。 進化とは何かを雑に言うと「どのような原理で生物の種が新しく生まれたり消えたりするのか」という話だと思う。 ダーウィンはあ...

ダーウィンが提起した進化論(個体の多様性と淘汰の理論)は現在ほとんど「真理」として扱われているが、その具体的な中身についてはまだまだ定まっていなかったりする。 進化とは何かを雑に言うと「どのような原理で生物の種が新しく生まれたり消えたりするのか」という話だと思う。 ダーウィンはある種の個体群が形質の多様性を持つことでその種が生きる環境での適応度(この用語は後のものだが)が変わり、形質がふるいにかけられ淘汰されることで種全体が変わっていき分化していくことが進化だとした。 ドーキンスは『利己的な遺伝子』でおなじみのとおり、多様性を生みだす遺伝子が淘汰を受けることで進化するという主張をしている。これはダーウィン進化論をより精緻にした理論だととらえられている。 かたやグールドは断続平衡説をとなえたことで有名で、単独の種ではなく、ある環境で生きる生物種全体の生態系のバランスなどによって個々の種が動的に変化するというような考え方となっている。彼はカンブリア紀の化石の研究によって生物はある時急激に種分化したり絶滅したりするという知見を得たことでそのような考えになったわけである。 生物進化の分野においてとても重要な研究者である2人を対比させながら、一般の読者に向けてわかりやすくこのあたりの話を展開させていて、やや古くなったが進化に興味のある人にとっては入門書として良い本だと思う。

Posted by ブクログ

2022/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

     -20080619 進化の神秘を自己複製子にまで徹底的に還元して説明するドーキンスと、数億年単位の歴史に天体の楕円軌道にも似た壮大なパターンを見出すグールド。対照的な二人のあいだの相違点と共通点を簡潔に整理してくれる

Posted by ブクログ

2021/08/16

かつて進化論を巡って行われた『利己的な遺伝子』のドーキンスとスティーブン・グールドの論争についてまとめたもの。 もう何十年も前に読んだ本なのだが、最近読んだ『理不尽な進化』でドーキンス・グールド論争が大きく取り上げられ、この本自体にも言及されていたことから再読した。 著者は、論...

かつて進化論を巡って行われた『利己的な遺伝子』のドーキンスとスティーブン・グールドの論争についてまとめたもの。 もう何十年も前に読んだ本なのだが、最近読んだ『理不尽な進化』でドーキンス・グールド論争が大きく取り上げられ、この本自体にも言及されていたことから再読した。 著者は、論争が続いた原因を次のようにまとめる。 「一言でいえば、ドーキンスは、科学こそ啓蒙と理性の唯一無二の旗手だと考えているが、グールドはそうは考えない、ということだ」 グールドは、E.O.ウィルソンに噛みついたこともあり、社会生物学に心理的な反発を持つようであり、ドーキンスへの拒否感もそこから来ている。そして、その点がドーキンスとグールドが決して交わらない点でもある。 「グールドは社会生物学を憎んでいる。... 社会生物学者たちには傲慢さが垣間見え、科学を本来の領域の外にまで不用意に拡大しようとする気配があるというのだ。ドーキンスはそれに同意しない。彼にとって、人間行動の進化的な基盤に関する知識は、危険なものではなっく、われわれを解放してくれる可能性を秘めたものである」 著者の結論は一応以下の通りである。 「私の手の内のカードをさらしておこう。私自身の考えは、グールドよりもドーキンスのほうにむしろ近い。とりわけ小進化、すなわち地域集団内での進化的変化に関しては、ドーキンスが正しいと考えている。しかし、大進化は小進化をスケールアップしただけのものではない。グールドの古生物学的な視点は、大量絶滅とその結果について、そしておそらくは種と種分化の本質について、真の洞察をもたらしてくれる。したがって、地域的なスケールの進化についてはドーキンスが正しく、一方、地域的スケールの事象と古生物学的に長大な時間スケール事象との関係については、おそらくグールドのほうが正しいということになるのだろう」(p.166) どちらかというと、中立であろうとしつつドーキンス寄りであったように思う。『理不尽な進化』を読んだ後だと、少し踏み込みが浅いようにも思ったが、改めて論争の背景と事実を辿るのには短くて適切な本。そんなニーズが今あるかどうかわからないが。 ---- 『理不尽な進化 遺伝子と運のあいだ』(吉川浩満)のレビュー https://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4480437398

Posted by ブクログ