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人間の本性を考える(中) 心は「空白の石版」か NHKブックス1011
1,232円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会 |
発売年月日 | 2004/08/28 |
JAN | 9784140910115 |
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人間の本性を考える(中)
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商品レビュー
4.3
5件のお客様レビュー
上巻で展開された「人間はブランクスレートでなく遺伝的な要素も大きい」となると決定論的な極論が生まれやすいが、むしろ遺伝的影響を正しく見据えることこそが、人間を正しく理解することに繋がり、その可能性を見出すことができると提言したチャプターを擁する中巻。
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上中下の中巻 中巻は、上巻で心が空白の石板でないのはわかったとして、 空白の石板仮説がくずれたら人間も社会もおかしくなっちゃうんじゃないの?いや、そんなことありませんよ。 というⅢ部と、 けっきょく空白の石板じゃない人間本性ってどうなってるの? それをただしく認識するとどう変わ...
上中下の中巻 中巻は、上巻で心が空白の石板でないのはわかったとして、 空白の石板仮説がくずれたら人間も社会もおかしくなっちゃうんじゃないの?いや、そんなことありませんよ。 というⅢ部と、 けっきょく空白の石板じゃない人間本性ってどうなってるの? それをただしく認識するとどう変わるの?というⅣ部からなってます。 Ⅲ部は不安なひとが読むといいと思います。説得されるかどうかはべつですが。 基底にあるのは、科学によってあきらかになった事実をどう使うかは事実そのものとは関係ないよ、という話かと思います。 Ⅳ部は進化心理学を読むいやらしい面白さというか、みんなこう思ってるけどほんとはこうなんだぜ、というのが感じられて楽しいです。ただ、ピンカー先生はやさしいのであまり暗くならないように気を使ってくれますよ
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なかなか難しい。 人を人たらしめるのは、はたしてその生物的要因(遺伝子)であるのか、経験であるのか。 結局のところ、それは「どちらの要因もある」と考えるのが妥当だと思うのだけれど。 そこに「道徳的に○○であらねばならない」等という概念を持ち込む人は、確かに多い。例えば、「人は生...
なかなか難しい。 人を人たらしめるのは、はたしてその生物的要因(遺伝子)であるのか、経験であるのか。 結局のところ、それは「どちらの要因もある」と考えるのが妥当だと思うのだけれど。 そこに「道徳的に○○であらねばならない」等という概念を持ち込む人は、確かに多い。例えば、「人は生まれながらにしてその素養はある程度差が存在する」という事実に対して、平等論者はそれを不道徳として攻撃するし、機会平等や結果平等の区別もついてなかったりする人もいる。 この「道徳」の問題は、かならずしも人間性に関する研究だけじゃなくて、他の分野でも幅を利かせすぎている気がするんですよねぇ…… 己の絶対的正義を信奉する人はいてもいいのだけれど、それを他人に押しつけるのはやめていただきたい、と思うのだけれどなぁ。脱線。
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