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意志と表象としての世界(1) 中公クラシックス
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意志と表象としての世界(1) 中公クラシックス

アルトゥル・ショーペンハウアー(著者), 西尾幹二(訳者)

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意志と表象としての世界(1) 中公クラシックス

1,925

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2004/08/10
JAN 9784121600691

意志と表象としての世界(1)

¥1,925

商品レビュー

4.2

12件のお客様レビュー

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2024/08/16

『意志と表象としての世界』はかなりの大作です。これを完全に理解するのは当時の人たちにとっても現代の私達にとっても至難の業です。 しかも驚くべきことに著者のショーペンハウアー自身が序文でとてつもないことを述べるのです。 彼はまず言います。この本は2回読まねばわからぬと。 こんな難し...

『意志と表象としての世界』はかなりの大作です。これを完全に理解するのは当時の人たちにとっても現代の私達にとっても至難の業です。 しかも驚くべきことに著者のショーペンハウアー自身が序文でとてつもないことを述べるのです。 彼はまず言います。この本は2回読まねばわからぬと。 こんな難しくてしかも長い本を2回も読めと。しかも1回目はまずわからないだろうから忍耐が必要だと最初から宣言するのです。さすがショーペンハウアー、言うことが違います。 他にも驚きの言葉がどんどん出てきます。やはりこの作品は一筋縄ではいきません

Posted by ブクログ

2024/01/15

ばりおもろい。 ニーチェの哲学的熱情を駆り立てたショーペンおじさんの主著であり、二十世紀の西洋思想を語る上で特に重要な一冊。 時間と空間の考察を読むあいだアインシュタインの相対性理論が脳内をチラチラしたが、案の定アインシュタインはショーペンハウアーを深く敬愛していたらしい。 科学...

ばりおもろい。 ニーチェの哲学的熱情を駆り立てたショーペンおじさんの主著であり、二十世紀の西洋思想を語る上で特に重要な一冊。 時間と空間の考察を読むあいだアインシュタインの相対性理論が脳内をチラチラしたが、案の定アインシュタインはショーペンハウアーを深く敬愛していたらしい。 科学的努力とは世界の仕組みを理解するのに欠かせないが、我々人間という意識主体を説明するのには不十分で、そこには「哲学」や「思想」が必要になる。 主観と客観は表象によって統合されていて、我々の無方向で盲目的な意志だけがあるのみ。 人の根源的な欲動性や力の偏在を認めるあたり、その後出てくるフロイトやニーチェの思想にも接近していく。 まさに二十世紀を生み出す礎石としてのドイツ哲学。 これからが楽しみ。

Posted by ブクログ

2021/05/20

ショーペンハウアー「 意志と表象としての世界 」 1巻 認識論 世界は何であるか探究した巻。世界は わたしの表象(目前に見るように心に描くもの)である」としている。 難解部分は読み飛ばしたが、理性、死、幸福、苦悩についての名言は 現代的で面白かった 理性 *理性は人間に思慮...

ショーペンハウアー「 意志と表象としての世界 」 1巻 認識論 世界は何であるか探究した巻。世界は わたしの表象(目前に見るように心に描くもの)である」としている。 難解部分は読み飛ばしたが、理性、死、幸福、苦悩についての名言は 現代的で面白かった 理性 *理性は人間に思慮を与えるとともに誤謬をもたらす *人間は理性を有するが故に、死を意識する。哲学は死の練習である 幸福と苦悩を同列に扱い、要求と現状の不釣合という認識の欠陥に起因したものとしている 名言 *世界はわたしの表象である。これは生きて、認識をいとなむものすべてに当てはまる真理である *過去というも、未来というも〜夢のように儚いものなのである *わたしは客観からも主観からも出発しないで表象から出発した〜表象は客観と主観の両方を含んで、両方を前提としている *動物は死おいて初めて死を知る。人間は〜意識しながら死に近づいていく *喜びは 幻想である〜満足は長続きするものでなく〜幸福は偶然から借りてきたものであって、返却を求められる〜そもそも苦しむことなく生きようとすること自体に矛盾がある 客観は 主観の表象として、主観に対応して存在するにすぎない 表象の世界は 客観の側面では、時間と空間と物質に、主観の側面では、純粋な感性と悟性に還元される 2巻 自然界を存在論的に考察した巻 身体を介して現れる意志を物体化して捉えている。自然界の淘汰を 種の生存欲という意志として 展開。意志を「目標も限界もなく、終わることなく 盲目的に生を欲する存在」と捉えている点は 厭世的で、現代の人間を批判しているようにも感じる 意志とは *意志は物自体である *すべての表象、すべての客観は意志の現象であり、意志の現れである *意志は個別のもの、全体をなすものの内奥であり、核心である *意志は盲目的に作用しているすべての自然力のうちに現象する *意志は微小な個物の中にも分割されず全体として存在している 内部抗争は意志にとって本質的なことである〜各種のイデアによって客観化される意志の内部抗争は〜種に属する個体同士の絶滅戦となって現れる 名言 *すべての表象(すべての客観)は、意志の現象であり、意志が目に見えるようになったものである〜意志の客体性 *意志の客観化の諸段階は、プラトンのイデアにほかならない *認識は、意志の客観化の高位の段階に属していて〜個体や種を維持するための道具であり手段である *いっさいの目標がないこと、いっさいの限界がないことは 意志そのものの本質に属している。意志は終わるところを知らぬ努力である

Posted by ブクログ

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