商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2004/02/02 |
| JAN | 9784000244206 |
- 書籍
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敗北を抱きしめて 増補版(上)
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敗北を抱きしめて 増補版(上)
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ジョン・w・ダワーのこの本は第二次大戦後の日本人について書いている。敗戦後、天皇を処刑しなかったアメリカの慧眼…もしアメリカと日本が逆の立場だったら、日本は処刑してるんだろう,と思った。憲法制定による戦争の放棄は、敗北の中でも自分たちには独自の価値観があるのだという肯定的な感覚を...
ジョン・w・ダワーのこの本は第二次大戦後の日本人について書いている。敗戦後、天皇を処刑しなかったアメリカの慧眼…もしアメリカと日本が逆の立場だったら、日本は処刑してるんだろう,と思った。憲法制定による戦争の放棄は、敗北の中でも自分たちには独自の価値観があるのだという肯定的な感覚を保持する道を提供したのである(下巻165p)。しかし朝鮮戦争の影響で逆コースからレッド・パージに連なる流れをみるとアメリカの都合で右にも左にも動くんだなぁとも思う。東京裁判について、「世界史上のある出来事に対して責任のある被告を、この戦争の前にはほとんど知られていなかった罪状にもとづいて」審理することなど、法的にどうして可能なのか?という著者の投げかけにはなるほどと思うこともあった。パル判事の事は知っていたがその非難はきわめて厳しい。要するに、アジアでの戦争でナチスによる虐殺に匹敵するといえるのは、唯一、アメリカ合衆国の指導者による行為だった、と言っているに等しい(下巻273p)。一方、ヘラニラ判事は「もし手段が目的によって正当化されるのであれば、原子爆弾の使用は、それによって日本を屈服させ、恐るべき戦争を終わらせたのであるから正当だった。もし原子爆弾が使用されないで、戦争がさらに長く続いたとすれば、どうすることもできない男や女や子どもが不必要に死に、また苦しんだのは、さらに何十万に上ったことであろうか。」という意見。パルとヘラニラの意見をこうして並べれば、原爆使用の是非をめぐってその後何十年もを尾をひくことになる論争の基本的枠組みができあがる。(下巻273p)詳細→ https://takeshi3017.chu.jp/file10/naiyou26002.html
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https://opac.lib.hiroshima-u.ac.jp/webopac/BB01623496
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「「経済敗戦」からの復興に必要な「明るい焼け跡」」 https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51292034.html 「「明るい焼け跡」からの再出発」 https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/5...
「「経済敗戦」からの復興に必要な「明るい焼け跡」」 https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51292034.html 「「明るい焼け跡」からの再出発」 https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51919447.html
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