商品詳細
| 内容紹介 | 内容:汀にて. 月の光 |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2004/02/09 |
| JAN | 9784167642068 |
- 書籍
- 文庫
汀にて
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汀にて
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商品レビュー
3.7
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内容(「BOOK」データベースより) 身を潜めていた修道院を抜け出し、長崎・五島列島に向かった朧とアスピラントの教子。島に残る隠れキリシタンの痕跡を巡る旅の中、朧は“殺人者の横貌”を垣間見せる。そして教子は自分が心身ともに朧に囚われてゆくことを確信した。『ゲルマニウムの夜』に始ま...
内容(「BOOK」データベースより) 身を潜めていた修道院を抜け出し、長崎・五島列島に向かった朧とアスピラントの教子。島に残る隠れキリシタンの痕跡を巡る旅の中、朧は“殺人者の横貌”を垣間見せる。そして教子は自分が心身ともに朧に囚われてゆくことを確信した。『ゲルマニウムの夜』に始まる『王国記』シリーズ第三弾は、『汀にて』と『月の光』の二編を収録
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『王国記』シリーズの3作目。とはいいつつ、本作の舞台は「王国」つまりは修道院兼教護院を飛び出しており、語り手は2作品とも朧ではない。ただ、作品じたいのクオリティにはとくに影響しておらず、むしろ個人的には前作よりもおもしろく読めた。やはり眼を引くのは朧の人物造形で、間違っても立派な...
『王国記』シリーズの3作目。とはいいつつ、本作の舞台は「王国」つまりは修道院兼教護院を飛び出しており、語り手は2作品とも朧ではない。ただ、作品じたいのクオリティにはとくに影響しておらず、むしろ個人的には前作よりもおもしろく読めた。やはり眼を引くのは朧の人物造形で、間違っても立派な人間とは呼べないであろうが、それでもなぜか心惹かれてしまう。あまりに衒学的な場合、通常は厭味な感じになってしまうが、朧の場合はそれが幼さの象徴として機能していて、こういう描写のしかたはじつは非常にレヴェルが高いと思う。ほかにも、このシリーズには、人間的にはどうしようもなくクズで、実在していたら間違いなく心底軽蔑してしまうような人物が何人も登場するが、それにもかかわらず、彼らの一挙手一投足を読んだあとにはなぜだか共感してしまうことが多い。なぜだろうと考えてみれば、それはやはり善人であれ悪人であれ誰もが多かれ少なかれ抱いているような感情を率直に描いているからではないか。トマス・ホッブスは「万人の万人に対する闘争」という語句で「自然状態」を規定したが、ちょうど人間の本質がそのようなところにあるとすれば、このシリーズで描かれている世界は、まさにこのことにほかならない。ヘンにウソで彩らない姿勢が、嫌悪感よりもむしろ行為を抱かせる結果となっている。わたしがこのシリーズに惹かれてしまう理由も、こういったところにあるのかもしれない。
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3巻で完結する物語かと思いきや、まだまだ続くのね…。こうなったら最後まで読むよ。痛いシーンや気持ち悪いシーンが激化しないといいなあ。 朧君は心に残ることを言う。知に淫している、と自尊心の奴隷だ、がお気に入り。 長崎の、鎖国中に独自の進化を遂げてガラパゴス化したキリスト教のエピソー...
3巻で完結する物語かと思いきや、まだまだ続くのね…。こうなったら最後まで読むよ。痛いシーンや気持ち悪いシーンが激化しないといいなあ。 朧君は心に残ることを言う。知に淫している、と自尊心の奴隷だ、がお気に入り。 長崎の、鎖国中に独自の進化を遂げてガラパゴス化したキリスト教のエピソードが面白い。長崎にいってみたくなる。
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