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ガンジー自伝 中公文庫20世紀BIBLIO
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ガンジー自伝 中公文庫20世紀BIBLIO

マハトマガンジー(著者), 蝋山芳郎(訳者)

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ガンジー自伝 中公文庫20世紀BIBLIO

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/
発売年月日 2004/02/25
JAN 9784122043305

ガンジー自伝

¥1,519

商品レビュー

3.9

21件のお客様レビュー

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2025/04/14

https://opac.lib.hiroshima-u.ac.jp/webopac/BB01853847

Posted by ブクログ

2024/11/24

自分の中に確固たる哲学を持ち、他人に流されず、不遇を受けても声を荒げない。暴力には訴えず、他者の気持ちを尊重しながら双方の解決を目指す。これは当時も今も簡単なことではない。ガンジー氏にはそれができたから、多くの人々の信頼を勝ち得、あらゆる場所から助けを求められ続けたのだと思う。知...

自分の中に確固たる哲学を持ち、他人に流されず、不遇を受けても声を荒げない。暴力には訴えず、他者の気持ちを尊重しながら双方の解決を目指す。これは当時も今も簡単なことではない。ガンジー氏にはそれができたから、多くの人々の信頼を勝ち得、あらゆる場所から助けを求められ続けたのだと思う。知的好奇心が旺盛で、真面目且つ謙虚、そして時に頑固な一面を持つ頭の良い人というのが本書を通して伝わってくる。 以下、本書より抜粋。 「私のような地位を持つものは、模範を示すことに注意深くなくてはならない。」 「私はキリスト教徒の友人たちの思いに反した道を歩むことになったが、彼らが私の心の中に宗教的な探求心を目覚めさせてくれたことは、一生の恩として忘れることができない。」 「こうして使われた金は、無駄金ではなかった。それによって、私たちは豊かな経験を貯えることができた。そして私たちに、手紡ぎの可能性に目を開かせてくれた。」

Posted by ブクログ

2024/07/18

ガンジーについての著作は多くあるけれど、これを読まずには始まらないし、これだけ読めばいいとさえ言えます。 本書からは、ガンジーがいかに潔癖な性格であったかがよく伝わってきます。幼少期から青年期のエピソードには、ごく些細な逸脱や小さな虚偽にも葛藤するさまが描かれ、弁護士となった後に...

ガンジーについての著作は多くあるけれど、これを読まずには始まらないし、これだけ読めばいいとさえ言えます。 本書からは、ガンジーがいかに潔癖な性格であったかがよく伝わってきます。幼少期から青年期のエピソードには、ごく些細な逸脱や小さな虚偽にも葛藤するさまが描かれ、弁護士となった後にも、自分の思う正義を通すために奮闘したことが語られています。 一方で彼は非常に合理的な人物でもありました。法律に通暁し、実務的な能力に長け、弁護士としては自分の信念に反する弁護はしないものの、双方にとって最も良い妥協点を見出して和解に持ち込むことを常としており、その経験がのちの諸活動においても発揮されています。 本書の前半でこのようなガンジーの人となりを知ったうえで、後半の、彼が到達した思想や政治的・社会的活動の記録を読むと、その経緯がよりよく理解できます。ああこの人ならこうなるだろうな、と。もちろんその程度は常人離れしていますが。 他の書籍でネールなどガンジーの弟子たちが、尊敬する師の思想と現実の政治との狭間でいかに葛藤したかという事情を読みましたが、ここまで透徹した人物についていくのは大変難しいことです。実際インドではガンジーの理想は実現しなかったし、ガンジーの影響を受けて各国で行われた非暴力運動もすべてが勝利を勝ち得たとは言えません。しかしやはり何かを変えるにはここまで極端で強力な思想を体現する人物が必要なのだと思います。すべてを彼と同じように実践することはできなくても、心に置いて常に意識しておくべきこと、が本書には溢れています。

Posted by ブクログ