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老子・荘子 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 角川文庫角川ソフィア文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店 |
発売年月日 | 2004/12/24 |
JAN | 9784043675036 |
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老子・荘子
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老子・荘子
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商品レビュー
3.7
15件のお客様レビュー
学んでおきたかった古典。 非常にわかりやすかった。 自然な生き方というのは、どこか令和的な考えだなと。 誰とも争わずに自然体で生きて行くことは一番難しい事だと思う。 こういう軽やかな生き方、憧れます。 老子 困難なことをするには容易なうちに手を打ち、大きなことをするには細部から...
学んでおきたかった古典。 非常にわかりやすかった。 自然な生き方というのは、どこか令和的な考えだなと。 誰とも争わずに自然体で生きて行くことは一番難しい事だと思う。 こういう軽やかな生き方、憧れます。 老子 困難なことをするには容易なうちに手を打ち、大きなことをするには細部から手を付けていくものです。 ここが一番心に残った。
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技術、知識に捕らわれない、もう一歩進んだ価値観を持つために必読の書です。 論語、中庸、大学と、孔子に連なる本を読んでいたところ、友人から「バランスを取るために老子も読んでおいた方がいい」と薦められました。 読んでみて納得です。 万物斉同(すべてのものはすべて1つである)という...
技術、知識に捕らわれない、もう一歩進んだ価値観を持つために必読の書です。 論語、中庸、大学と、孔子に連なる本を読んでいたところ、友人から「バランスを取るために老子も読んでおいた方がいい」と薦められました。 読んでみて納得です。 万物斉同(すべてのものはすべて1つである)という万物一元論を基に、孔子の考え方を「表層的」と暗に批判する姿勢に、孔子との違いを比較せずにはいられませんでした。 孔子が唯一であるよりも、比較対象があってこそお互いの意見にもっと寄り添うことができます。孔子が現実的、具体的であるとすれば、老子は、非現実的、抽象的です。そして、現実的である孔子の言を以て、まだ浅いと指摘しているのです。 どちらが良いか?と言われると、迷います。 老子、荘子の言葉がより深遠に読み取れますが、深すぎて、明日の仕事に換言できません。 孔子が説く、恕(「じょ」:思いやりの心)や、富国、楽しむ力の方が、より自分の生活に言い換える事ができます。 孔子の言葉が25メートルプールで泳ぐ助言だとすると、 老子はの哲学は潜水専用プールで役立つヒントのようです。 深い、万人に通じるイデアだけれど、万人の理解は難しい。泳ぐというよりは、思考を深く潜る意識が必要でした。 最後に、印象的な言葉を3つほど引用させてください。 ・無用の用 ソクラテスの無知の知を彷彿とさせる、常識を覆すような言葉。 ・無為にして民自ら化す トップダウンであれこれ言うと、民衆は反発する。無理な改革、新技術のおしつけをやめれば、おのずから人は変わる。 ・足るを知るの足るは、常に足る 満足していることを知っている人は、常に満足できる。 最後の一文は自分の座右の銘だったのですが、実は語源を知りませんでした。 こういう出会いがあるから古典は辞められません。 論語と同じく、「早く読んでおけば良かった」と思える1冊です。 2021年ベストブック認定です。
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あんまり高校の授業でも時間を割いて習わないであろう老荘思想。けれど、中国思想史においては儒教に並んで大切な思想、ということがわかった。特に、李白や白居易の詩句に『老子』『荘子』の一説を踏まえた表現があることが解説されていたのが良かった。士大夫のA面は『論語』で出来ていて、B面は『...
あんまり高校の授業でも時間を割いて習わないであろう老荘思想。けれど、中国思想史においては儒教に並んで大切な思想、ということがわかった。特に、李白や白居易の詩句に『老子』『荘子』の一説を踏まえた表現があることが解説されていたのが良かった。士大夫のA面は『論語』で出来ていて、B面は『老子』『荘子』なんだなぁ。 内容で言うと、個人的には『荘子』の「尾を塗中に曳く」が好き。高校の頃に一度読んでやたら記憶には残っていたけど出典を覚えていなかった話。命を削ってまで人の役に立とうとするより、人にほめられたりうらやましがられたりされなくてもいいから、自分に合った生き方をしたいという今の自分の原点はここだったっぽい。デクノボー万歳。もしかしたら「弱いままで生きていく」という今、一番、私が気になってることの端緒もここなのかしら?? それから、100分de名著の『荘子』の回を玄侑宗久さんが担当されていた理由も腑に落ちた。なるほど、仏教、特に禅の思想の受け入れの中国における下地を作ったのが老荘思想だったのねー。もちろん、両者は同じではないけれど、通じ合うところが多かった、ということらしい。「万物斉同」って「山川草木悉有仏性」によく似てるなーと思ったら、そういうことだったか。 あと、巻末の『老子』『荘子』由来の成語一覧は便利。日常目にするいろいろな言葉が実はここから来ているのを知ると、その言葉の捉え方がきっと違ってくると思う。
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