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楽園の鳥 カルカッタ幻想曲
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楽園の鳥 カルカッタ幻想曲

寮美千子(著者)

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楽園の鳥 カルカッタ幻想曲

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2004/10/25
JAN 9784062124393

楽園の鳥

¥2,860

商品レビュー

3.4

6件のお客様レビュー

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2023/12/22

主人公の恋に盲目的というか恋人がいないと深い水底に落ちているような夢から出てこられないような気質にも、恋人のいつまでも子どものような責任感のない言動にも、共感しにくい。 ただそのあたりの感情面をこういう人もいると流し読むと、分厚い一冊ながら難解な文ではなく、タイのカオサンやインド...

主人公の恋に盲目的というか恋人がいないと深い水底に落ちているような夢から出てこられないような気質にも、恋人のいつまでも子どものような責任感のない言動にも、共感しにくい。 ただそのあたりの感情面をこういう人もいると流し読むと、分厚い一冊ながら難解な文ではなく、タイのカオサンやインドの香りや色彩の描写が美しく、夢で旅をしているような感覚になれる。 香りを物語から感じ、深く息を吸い込み、吐き出して、こみかみの手前からスーッと感じる物悲しさや芳醇なひと続きの言葉の力、この時間がとても好きだ。 好きなフレーズ “自然は物語を生み、物語は自然と呼応している。遠い昔から、人は物語にすることで、世界を理解しようとしてきた、”

Posted by ブクログ

2011/12/26

異国耽美主義。文化や言語ではない。美を見る。それが異国さ。カルカッタさ。楽園さ。小説は楽園を作りだす装置さ。

Posted by ブクログ

2007/05/09

読み終えた記念に。異国の風土の描写は極めて秀逸。鮮麗で迫真、過不足なし。登場人物の人格は、評価というより好悪が割れそう。奔放で闊達な世界に浅い心理や心象が不釣り合いに見えてもどかしく思える。

Posted by ブクログ

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