商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2003/02/15 |
JAN | 9784003272138 |
- 書籍
- 文庫
ドン・キホーテ 前篇(訳者:牛島信明)(三)
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ドン・キホーテ 前篇(訳者:牛島信明)(三)
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商品レビュー
4.1
17件のお客様レビュー
彼の狂気が、けだるく…
彼の狂気が、けだるく弛緩した田舎の現実を勇壮な「現実」に変え、目覚ましい「冒険」を現出させる。
文庫OFF
・冒険を求める憂い顔の騎士殿には一向に冒険が訪れないのに、出会う人たちからは次々と数奇な冒険というか人生の旅が語られるのがとても美しい皮肉構図でセルバンテスの頭の良さを感じる。すごい…。 ・騎士殿の狂気の暴挙についてはもはや同情の余地はないですが、定期的に作中の人物たちに笑い物に...
・冒険を求める憂い顔の騎士殿には一向に冒険が訪れないのに、出会う人たちからは次々と数奇な冒険というか人生の旅が語られるのがとても美しい皮肉構図でセルバンテスの頭の良さを感じる。すごい…。 ・騎士殿の狂気の暴挙についてはもはや同情の余地はないですが、定期的に作中の人物たちに笑い物にされるところは読んでいてかなり可哀想になる。もしかして時代的なもので、狂人ってもしかして所謂宮廷道化師と同じようにむちゃくちゃやってもいい存在なんですか…? ・前の巻で不義不貞の限りを働いたドンフェルナンドと同一人物なのかとずっと疑ってるくらいに改心後の善人描写がすごい。カルデニオの間違いじゃないんですよね?それだけこの時代の「貴族≒美丈夫=善人」という固定観念が強いんでしょうか…。
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前篇の最終巻ということで、どう終わるのか期待しながら読んだ。ドン・キホーテもサンチョもどんどん知的になっていく。 オルテガに共通する貴族性に関する記述もあって楽しめた。 38 さらに言えば、真の貴族性というのは美徳のなかに在るものですからー
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