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磁力と重力の発見(1) 古代・中世

山本義隆(著者)

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商品詳細

内容紹介 内容:古代・中世
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2003/05/22
JAN 9784622080312

磁力と重力の発見(1)

¥3,080

商品レビュー

4.3

19件のお客様レビュー

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2024/03/26

古代ギリシャからルネサンスの手前までの磁力の捉え方を、文献を詳細に読み込んで書かれている。 とにかく面白い。 不可思議な魔術や、神秘的、迷信的に捉えられていた磁力が、少しずつあらわになってくる。 プラトン、アリストテレス、 ルクレチウス、プリニウス、アウグスティヌス、トマス・アク...

古代ギリシャからルネサンスの手前までの磁力の捉え方を、文献を詳細に読み込んで書かれている。 とにかく面白い。 不可思議な魔術や、神秘的、迷信的に捉えられていた磁力が、少しずつあらわになってくる。 プラトン、アリストテレス、 ルクレチウス、プリニウス、アウグスティヌス、トマス・アクィナス、ロジャー・ベーコン、ペレグリヌスたちの考えたことが目の前で生き生きと再現されていて、まるでその時代の雰囲気に包まれるような錯覚に陥いる。 さすが名著と言われるだけの事はある。 続きは後二冊ある。 楽しみ!

Posted by ブクログ

2022/10/23

物理の発祥が外国であり、日本はいまだにその恩恵に預っている。物理記号、数学記号がアルファベット、ギリシャ文字を未だに世界中で使っているのが、何よりの証拠。 僕は高校物理が苦痛だった。 高校数学も苦痛だった。 理由なく、3次元座標軸、XYZ軸とかか?ABC軸でも良いじゃない?と...

物理の発祥が外国であり、日本はいまだにその恩恵に預っている。物理記号、数学記号がアルファベット、ギリシャ文字を未だに世界中で使っているのが、何よりの証拠。 僕は高校物理が苦痛だった。 高校数学も苦痛だった。 理由なく、3次元座標軸、XYZ軸とかか?ABC軸でも良いじゃない?とか僕はちょっとでも理由・ワケのわからない事には、拒否感を出していた。 理由は、小学校の時に「担任の教員が、自作自演の窃盗事件で指紋を僕から押収したことが遠因である」。。。 教員と名が付く奴らに、これ以上僕の人生を捏造されるのは小学生で終わりにしたい、という考えから、中高大学生の期間は、ロクに勉強しなかった。結果中退をせざるを得なかった。良い教員、まともな教員に恵まれている学生は幸せである。 僕のように、教員にすら目を付けられてしまったような学生、子供、生徒は、社会不安や、勉強のやる意味すら解らなくなっていると思う。 しかし、今はインターネットがある。なぜ数学では多く円は、「円C」と書かれるかがちゃんとググれば掲載されている。Circleの頭文字Cである。英語でググってみる手段は、数学記号の由縁・由来がわかり、僕と同じく社会不安、教員全般に対して不信感を今だ捨てられないヒトにはとてもよいツールであり、捗る。 けど、この「磁力と重力の発見」シリーズは、その発見の経緯を、哲学と宗教と歴史(世界史)を交えて解説してくれる。 ただ、単に、「勉強は義務だからやる」と諦めて日々ヒーヒー言いながら苦学している人にこそ、「磁力と重力の発見」は、是非読んでもらいたい良書です。 駿台予備校の教員として、「新・物理入門」という駿台文庫から参考書を出しておられる山本義隆氏。 新・物理入門は、「微分積分で、物理を解説してしまう」ハイレベルな駿台生徒向けの超難解参考書でありますが、山本義隆氏が、こういった文系寄りな本も書けるのが凄いと僕は感じました。https://study-for.com/study-for/24863/も読みましたが、激しく同意しました。

Posted by ブクログ

2022/08/02

序文 第一章 磁気学の始まり——古代ギリシャ 1 磁力のはじめての「説明」 2 プラトンと『ティマイオス』 3 プラトンとプルタルコスによる磁力の「説明」 4 アリストテレスの自然学 5 テオプラストスとその後のアリストテレス主義 第二章 ヘレニズムの時代 1 エピクロスと原...

序文 第一章 磁気学の始まり——古代ギリシャ 1 磁力のはじめての「説明」 2 プラトンと『ティマイオス』 3 プラトンとプルタルコスによる磁力の「説明」 4 アリストテレスの自然学 5 テオプラストスとその後のアリストテレス主義 第二章 ヘレニズムの時代 1 エピクロスと原子論 2 ルクレティウスと原子論 3 ルクレティウスによる磁力の「説明」 4 ガレノスと「自然の諸機能」 5 磁力の原因をめぐる論争 6 アプロディシアスのアレクサンドロス 第三章 ローマ帝国の時代 1 アイリアノスとローマの科学 2 ディオスコリデスの『薬物誌』 3 プリニウスの『博物誌』 4 磁力の生物態的理解 5 自然界の「共感」と「反感」 6 クラウディアヌスとアイリアノス 第四章 中世キリスト教世界 1 アウグスティヌスと『神の国』 2 自然物にそなわる「力」 3 キリスト教における医学理論の不在 4 マルボドゥスの『石について』 5 ビンゲンのヒルデガルト 6 大アルベルトゥスの『鉱物の書』 第五章 中世社会の転換と磁石の指向性の発見 1 中世社会の転換 2 古代哲学の発見と翻訳 3 航海用コンパスの使用のはじまり 4 磁石の指向性の発見 5 マイケル・スコットとフリードリヒ二世 第六章 トマス・アクィナスの磁力理解 1 キリスト教社会における知の構造 2 アリストテレスと自然の発見 3 聖トマス・アクィナス 4 アリストテレスの因果性の図式 5 トマス・アクィナスと磁力 6 磁石に対する天の影響 第七章 ロジャー・ベーコンと磁力の伝播 1 ロジャー・ベーコンの基本的スタンス 2 ベーコンにおける数学と経験 3 ロバート・グロステスト 4 ベーコンにおける「形象の増殖」 5 近接作用としての磁力の伝播 第八章 ペトロス・ペレグリヌスと『磁気書簡』 1 磁石の極性の発見 2 磁力をめぐる考察 3 ペレグリヌスの方法と目的 4 『磁気書簡』登場の社会的背景 5 サンタマンのジャン 注

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