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灼熱
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灼熱

シャーンドルマーライ(著者), 平野卿子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社/
発売年月日 2003/06/30
JAN 9784087733914

灼熱

¥1,980

商品レビュー

4.4

5件のお客様レビュー

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2024/06/09

何の気なしにタイトルと装丁に惹かれて借りたのだが、読み始めてすぐに名作だと気付く。著者はハンガリー人、1940年の作品だが1990年代に再発見されてブームになったとの事。 原題は「蠟燭が燃え尽きる」 映画化してほしいと思いながら読んでいたが、あとがきでアンソニー・ホプキンスとジュ...

何の気なしにタイトルと装丁に惹かれて借りたのだが、読み始めてすぐに名作だと気付く。著者はハンガリー人、1940年の作品だが1990年代に再発見されてブームになったとの事。 原題は「蠟燭が燃え尽きる」 映画化してほしいと思いながら読んでいたが、あとがきでアンソニー・ホプキンスとジュリエット・ビノシュで映画化される予定と書かれている。 が、wikiで調べても見当たらない・・・ 調べてたら日本で演劇は行われていた http://www.teinenjidai.com/tokyo/h20/04_1/index.html

Posted by ブクログ

2021/12/01

冒頭からの導入が巧みで、最初から読み手をハンガリーの石造りの古い城館に引きずり込んで離さない。 語られていく過去や歴史、友情、愛、情熱、信頼、虚偽、欺瞞、絡みあう真実の時間。その重さ。 シャーンドル・マーライは、ハンガリーのコショ(現スロバキアのコシツェ)で1900年、ドイツ移...

冒頭からの導入が巧みで、最初から読み手をハンガリーの石造りの古い城館に引きずり込んで離さない。 語られていく過去や歴史、友情、愛、情熱、信頼、虚偽、欺瞞、絡みあう真実の時間。その重さ。 シャーンドル・マーライは、ハンガリーのコショ(現スロバキアのコシツェ)で1900年、ドイツ移民の家庭に生まれ。 ドイツで教育を受け、無名だったカフカの翻訳をしている。 結婚後、パリに住んだあと、ハンガリーに戻って作家として成功をおさめるが共産主義に反対し、イタリア、アメリカ、カナダと亡命先を転々とし、アメリカのサンディエゴで1989年自殺。 本書は、『マサイの恋人』『ゼルプの欺瞞』などを翻訳している平野卿子さんのドイツ語版からの訳で、2003年初版。 ハンガリーで忘れ去られようとしていたこの作家の作品は、近年、ヨーロッパで次々と翻訳され、高い評価を得ている。 ノクターンを聴くような美しい文章が秘められ續けられてきた熱く重い過去をゆらめく蝋燭の火として読者の心の芯に灯す。

Posted by ブクログ

2017/07/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりに凄まじい読書体験をした気がする。本来なら世界の名作の一群の中に入っていてもおかしくないような作品なのに、時代に翻弄され自国で忘れられかけていた作者ゆえ、作品が世に出たのが作者の自死後14年、冷戦の終結から10年を経た時だったという事実に惜しいとしか思えない。 物語は一幕ものの舞台のよう。回想を織り交ぜながら進むある館での一夜の出来事。主要登場人物は3人だが、主人公の妻は30年前に亡くなっている。41年ぶりに再会したかつての親友同士が語る「あの日」の出来事、そして浮かび上がる真実(奇しくも41年というのは作者が祖国をでて命を絶つまでの年月と重なる)。 あとがきで訳者は音楽の重要さについて語っているが、音楽・芸術そのものよりは、ヘンリクとコンラードがあちら側とこちら側の異なる世界に属していたことが重要だと思う。それはヘンリクの父と母にも重なる。 クリスティーナはなぜ今際の際に夫の名を呼んだのだろう。「真実はあなたが思っていたようなことではない」と言いたかったのか、詫びたかったのか、あるいは全く違うことを言いたかったのか。絡み合いながらも孤独な3人の姿。 新潮社のクレストブックスに入っていて欲しいような作品。集英社さん、お願いだから復刻、あるいは文庫化して再度世に出して欲しい。 タイトルは「灼熱」でない方が良い気もする。そうした要素も感じられるが、元々のタイトルは蝋燭の炎が燃え尽きるまでといった意味らしいし、「蝋燭、燭台も重要なアイテムではないだろうか。

Posted by ブクログ