![国境お構いなし](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001269/0012690852LL.jpg)
- 新品
- 書籍
- 書籍
- 1203-01-13
国境お構いなし
![国境お構いなし](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001269/0012690852LL.jpg)
1,760円
獲得ポイント16P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
![](https://content.bookoff.co.jp/assets/images/banner/campaign/limited/blank-750-120.png)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 朝日新聞社/ |
発売年月日 | 2003/07/30 |
JAN | 9784022578518 |
- 書籍
- 書籍
国境お構いなし
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
国境お構いなし
¥1,760
在庫なし
商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
発展途上国、というのは先進国が格差のもとに成り立っている事実を覆い隠し、あたかも時間軸の問題であるかに見せる言葉で、この国にとってはこれが近代なのだ。まさに時間を経れば発展するだろうと信じていたナイーブな自分にサヨナラした気持ちになった。 そして、トラウマとしての北米体験。高校生...
発展途上国、というのは先進国が格差のもとに成り立っている事実を覆い隠し、あたかも時間軸の問題であるかに見せる言葉で、この国にとってはこれが近代なのだ。まさに時間を経れば発展するだろうと信じていたナイーブな自分にサヨナラした気持ちになった。 そして、トラウマとしての北米体験。高校生で留学した自分も、即「日本回帰」したところでは戦後知識人の気持ちがわからないわけではない、と言ってみたい。社会科学はロジカルであると同時にレトリックだから、言語的パフォーマンスで二流とされてしまう環境に今いるため、不退転の決意か?回帰か?考えさせられたのも事実。 最後に。国境なんてくそくらえ、という内容かと思いきや、国境なんてなくなっても、文化の境界はなくならないし、その境界を超えるときゾクゾクしてたまらない、というあとがきに、境界不信に陥っていた自分はよい刺激を頂いた。
Posted by
とても読みやすく、そして、しっかり中身の濃い本である。 全ては、最初の章にある。 What am I doing here? 村上春樹風に訳せば「やれやれ」となるだろうか、という言い方も面白い。 こんな所でいったい何をしているんだ?という問いかけは、外国で「自由」になった彼女の実...
とても読みやすく、そして、しっかり中身の濃い本である。 全ては、最初の章にある。 What am I doing here? 村上春樹風に訳せば「やれやれ」となるだろうか、という言い方も面白い。 こんな所でいったい何をしているんだ?という問いかけは、外国で「自由」になった彼女の実感だ。そして、人々は言う。 What are you going do? それから人生は「旅の途上」となる。 そして、作者は言葉を紡ぎだす。 アメリカ、メキシコ、そして、またアメリカ。その中で、色々な国の中で、彼女は考える。 社会学学者としての視線が気持ちよく、わかりやすい。 彼女のアメリカ体験から発展した「戦後知識人の北米体験」という試みは、作者のひとつの答えとして、とても興味深いものだった。
Posted by