商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2003/12/15 |
| JAN | 9784103096214 |
- 書籍
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ローマ人の物語(12)
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ローマ人の物語(12)
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商品レビュー
3.8
16件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
塩野七海のライフワークとも言える15年をかけたローマ人の物語のうちの12巻が本作「迷走する帝国」になる。取り上げるのは、歴史的には3世紀の危機と呼ばれる時代で、軍人皇帝が次々と皇帝になっては退場していく時代を描く。 教科書レベルの話だと、ローマ帝国はゲルマン民族の大移動というか、北からのゲルマン民族の侵入によって崩壊したとされているが、本作を読むと、少なくともその侵入は3世紀から行われていたことがわかる。 ・・・というか、このシリーズの愛読者であれば、ゲルマ民族の侵入というのは、ローマ帝国にとっては切り離せない問題だったことを知っている。 とはいえ本作に書かれているように、蛮族の侵入が大きな問題になるのは、2世紀の終わりから3世紀であり、その侵入はローマ帝国の性質を大きく変えざるを得ないものだった。 究極的には塩野七生は「ローマ帝国はなぜ滅びた」のではなく、「なぜあれほど続いたのか」を描こうとすることがこの『ローマ人の物語』を書くも目的だと最初の方に書いているのだが、このシリーズ12作目まで来ると、いよいよそのローマ帝国の文明も尽きかけようとしている。 本書を読むとそれは決してローマ帝国やローマ市民が歴史の中で変化して役割を終えようとしただけではなく、やはりゲルマン人の変化、特に彼らが大規模な騎兵としてローマ帝国に侵入するようになったということが大きいことがよくわかる。 曲がりなりにも平和な世界にいる我々とは違い、古代の世界では軍事と政治は不可分なものであり、軍事的な危機は政治的な危機と直結する。あるいは、政治的な危機は軍事的な危機へと直結する。 その大前提の中で、ローマ人たちは自国を守るために軍人たちが政治を握るようになり、やがてそれは軍人と政治家の分離を招いていく。それは確かに国家レベルでは人材の空洞化や衰退を招いたかもしれないが、決してそれは望んだものでなく、結果であるという気もしてくる。
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ローマ帝国 混迷の3世紀についてです この時期は一時期ガリア帝国、パルミラ、ローマ帝国と3つに分裂した。 北方の蛮族やパルミラ、ササン朝ペルシアなどの侵入などもあった。 多くの皇帝が短期間で入れ替わった不安定な時期。
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2021/11/4 カラカラ帝はローマ史上最大の公衆浴場であるカラカラ浴場を作り、ローマ市民権を全属州民に与えるアントニウス勅令を出した。パルティア戦役中に不満を持った近衛兵に殺されてしまい、近衛軍団長のマクリアヌスが皇帝になる。 マクリアヌスは北部メソポタミアを放棄することでパ...
2021/11/4 カラカラ帝はローマ史上最大の公衆浴場であるカラカラ浴場を作り、ローマ市民権を全属州民に与えるアントニウス勅令を出した。パルティア戦役中に不満を持った近衛兵に殺されてしまい、近衛軍団長のマクリアヌスが皇帝になる。 マクリアヌスは北部メソポタミアを放棄することでパルティアと講和するが、セプティミウス・セウェルスの親族であるユリアメサがヘラガバルスを擁立して、カラカラの軍団兵人気を利用して帝位を奪う。ヘラガバルスは太陽神信仰の神官であり、トランスジェンダーであった人物であり民衆に殺され、アレクサンドルセウェルスがそのあとを継ぐ。セウェルスは真摯に職務に取り組んだが、パルティア戦役をなんとか乗り越え、ゲルマン戦役に取り組んだ際に兵士の不満を招き殺されてしまう。 その後は軍人皇帝時代が始まり、数年ずつ皇帝が変わり政情が安定しない上、皇帝ヴァレリアヌスの捕囚という不祥事も起きてしまう。跡を継いだヴァレリアヌスの息子であるガリエヌスは元老院議員の軍司令官への転出を禁止し、シビリアンとミリタリーの隔絶は決定的になる。 皇帝捕囚の後、ガリア帝国、パルミラ王国が独立し帝国は3分される。アウレリアヌスがこれを統合し、北方蛮族にも勝利する。彼はローマに城壁を築き、ダキアを放棄する。そんなアウレリアヌスも部下に謀殺される その後も皇帝が兵士などに謀殺される例は続き、21年の長き治世を実現するディオクレティアヌス帝の時代に入っていく
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