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火曜クラブ 短篇集 ハヤカワ文庫クリスティー文庫54
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商品詳細
| 内容紹介 | 軽く読める本格。朝のコーヒーと一緒に♪ |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房/ |
| 発売年月日 | 2003/10/15 |
| JAN | 9784151300547 |
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火曜クラブ
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商品レビュー
3.9
100件のお客様レビュー
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個人的にクリスティ作品の魅力といえば、 個性豊かかつ人間味のある登場人物(事件の容疑者)たち、 膨大な情報の中にミスリードと本当のヒントとを潜り込ませる巧みさ、 そしてミスリードの要素すら拾い上げ本筋とは別のストーリーに昇華させる組み立ての巧さ、 あたりが大きいのだが今回は短編集という性質上どうしてもそれらを感じづらかったというのが正直な印象。 短いページ数で語らなければいけないので人物描写にそこまで割けず、ミスリードを入れる隙がないのでヒントが分かりやすく浮き彫りになっており、長編では毎回予想外の真相に驚かされていたのに、今回は途中でなんとなく分かってしまうことが多かった。 というのは各話で語られるミステリーの内容の話で、毎回変わる語り手の性別や性格や職業による語り口の違いの書き分けにはもはや凄みすらある。 そしてそれを逆手にとったような『バンガロー事件』の結末が特に痺れた。 各ミステリーの内容についても、真相が予想できるからといって読み応えがないなどということは全くなく、謎めいたシチュエーションの面白さはさすがといった感じ。 特に『舗道の血痕』の語り手ジョイスが見ていたであろう定点観測のような景色は読みながらまざまざと頭に思い浮かんできて、読み終わった今でも強烈に残っている。 ホームズ作品の短編集も「シチュエーションの面白さ勝負」みたいなところがあるが、あちらがおどろおどろしい見るからに奇妙なシチュエーションが多いのに比べて、クリスティはもっと日常と隣り合わせの、牧歌的な雰囲気の中に潜むちょっとした違和感というような、じわじわと感じる恐怖を得意としているように感じた。
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