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アウステルリッツ
2,420円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 白水社 |
| 発売年月日 | 2003/07/31 |
| JAN | 9784560047675 |
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アウステルリッツ
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アウステルリッツ
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商品レビュー
4.5
14件のお客様レビュー
パラグラフの切れ目も会話文も一切なく、滔々と語られ続ける文章に従って、暗く繁った草木の中を深く深く進んでゆくような感覚。時折挟まれるモノクロの写真は、語られる人物や風景と重なるものでありながらも、どこか00年代の個人サイトによく使われたweb素材のような"私"...
パラグラフの切れ目も会話文も一切なく、滔々と語られ続ける文章に従って、暗く繁った草木の中を深く深く進んでゆくような感覚。時折挟まれるモノクロの写真は、語られる人物や風景と重なるものでありながらも、どこか00年代の個人サイトによく使われたweb素材のような"私"性の薄さをむしろ感じてしまうのが不思議だった。そのせいか、深く深く分け入った先には今となってはやや遠い過去の歴史上の悲劇がありながらも、現代に生きる隣人がとりとめもなくネットで綴る苦悶を読んでいるような、ある種の慣れ親しんだ肌触りも感じたのが、個人的にも驚きであった。
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「ファルシュ」という言葉が印象に残る。「まやかし」あるいは「間違い」。例えば本書に登場する語り部アウステルリッツの人生は、その異様なほど読みにくい(が、切実さを以てこちらを引きつける)語りに乗せてその「ファルシュ」の内実を語る。が、単にユダヤ人の迫害の歴史を語ったことが紛れもない...
「ファルシュ」という言葉が印象に残る。「まやかし」あるいは「間違い」。例えば本書に登場する語り部アウステルリッツの人生は、その異様なほど読みにくい(が、切実さを以てこちらを引きつける)語りに乗せてその「ファルシュ」の内実を語る。が、単にユダヤ人の迫害の歴史を語ったことが紛れもない歴史上の「ファルシュ」だったというわけではないと私は読んだ。その語りの錯綜の中で記憶は混濁し、事実とも思い込みともつかない「ファルシュ」な、甘美さすら感じさせる世界へと変容するのだ。そうした記憶を生きる、プルースト的な決意の産物だ
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ノーベル賞も確実と言われながら事故で亡くなったドイツ人作家の遺作。 表紙に惹かれたので手にとってみました。 語り手である私が偶然出会ったアウステルリッツという建築史研究者。彼の語りを聴くうちにどんどん悲劇的な歴史が現われてくるという構成。 独特な写真が配置され、小説ともエッセイと...
ノーベル賞も確実と言われながら事故で亡くなったドイツ人作家の遺作。 表紙に惹かれたので手にとってみました。 語り手である私が偶然出会ったアウステルリッツという建築史研究者。彼の語りを聴くうちにどんどん悲劇的な歴史が現われてくるという構成。 独特な写真が配置され、小説ともエッセイともつかない独特な作風が面白い。 前半が退屈だったのだがどんどん物語世界に引き込まれてしまった。いい作品でした。
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