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飛鳥を掘る 講談社選書メチエ258
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社/ |
| 発売年月日 | 2003/01/10 |
| JAN | 9784062582582 |
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飛鳥を掘る
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飛鳥を掘る
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商品レビュー
5
2件のお客様レビュー
飛鳥というと、点在する「謎の石」や古墳のイメージが先に立つが、本書が面白いのは、それらを"用途不明の遺物"で終わらせず、「石と水で組み上げられた都のシステム」として編み直しているところ。石造物は移動・転用で文脈を失いがちだが、酒船石を占い遊興施設として読む仮説...
飛鳥というと、点在する「謎の石」や古墳のイメージが先に立つが、本書が面白いのは、それらを"用途不明の遺物"で終わらせず、「石と水で組み上げられた都のシステム」として編み直しているところ。石造物は移動・転用で文脈を失いがちだが、酒船石を占い遊興施設として読む仮説を置くと、宮廷の快楽と呪術が同じ空間で呼吸し始める。さらに、飛鳥京苑池(白錦後苑)や嶋宮を「見世物の庭園」にとどめず、生産・備蓄も抱えた禁苑として捉えることで、政治・経済・儀礼が一本化され、都が"運用されている感じ"が立つ。 また、石溝がゴミ処理・トイレ・防火・冷却まで担う多目的インフラだという指摘は、都市を生き物として描きたい創作に刺さる。天智まわりでは、水落遺跡(漏刻)を「技術導入」以上に"時間支配の政治"として使えるのが強い。 通説と異説が併記される論点整理も、作中で「誰がどの説明を信じ、何のために利用するか」という対立に転化しやすい。断定より揺れを武器にしたい人、遺跡を「背景」ではなく「演出装置」にしたい歴史創作者におすすめ。文献の固有名詞が地層と石材で"現場化"される快感を、存分に味わえる一冊。
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2003年刊行。 著者は橿原考古学研究所副所長兼附属博物館館長。 奈良平城京周辺の文化財とは異質の風格を持つ飛鳥地域は、推古朝から天武・持統朝あたりまで都であり、また、木材建築が幅を利かせる日本の文化財の中でも異質。いうなれば石と水の都であった。 代表的なのは石舞台古墳や酒船石遺跡、猿石になろうが、本書はそれらの発掘・検討を通じ、飛鳥特有の文化と時代相を解説していく。 ここは遠足やサイクリングに適し、何度か訪れたことがあるため情景・風景は想起しやすいが、その内実に迫っていく作業は個人的にはスリリング。飛鳥旅行の後にでも読むと面白さが増すかも知れない。 PS.日本書紀等の引用に読み下し文が皆無なのはさすがに辛い。
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