商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | メディアファクトリー |
発売年月日 | 2003/01/30 |
JAN | 9784840107051 |
- 書籍
- 文庫
裸足の1500マイル
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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
援助と偏見。これは非常に難しい。困っている人を助けたいという気持ちは尊い。それをなくしたら人は人ではない。しかしなにをもって困っているというのか? 誰がどう判断するのか? 白人との混血の子供がアボリジニの居住地で教育も受けず放置されている。これを家族から隔離し矯正施設に連行する...
援助と偏見。これは非常に難しい。困っている人を助けたいという気持ちは尊い。それをなくしたら人は人ではない。しかしなにをもって困っているというのか? 誰がどう判断するのか? 白人との混血の子供がアボリジニの居住地で教育も受けず放置されている。これを家族から隔離し矯正施設に連行する。これを批判しても擁護してもその刃はまっすぐに今現在の自分自身に跳ね返ってくる。 だからどうだったのかを読んでみようと、この本を読んでみた。だけど内容は前世紀前半の西オーストラリアのサバイバル紀行で、思ってたのと違った。「これはこれでいいんじゃない?」「いや書くべきことはそこなの?」「当事者の記憶ってそんなもんだし」「でも当事者のオーラルヒストリーっていうにはずいぶん手を入れているよな」といろいろとモヤモヤしつつ読了。 いい本です、はい。イマイチだったのは私のスタート地点が見当違いだったから。
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1930年代のオーストラリア。原住民のアボリジニは、驚くほど原始的な生活をしている。イギリスからの白人が入植を始めたのが18世紀で、アボリジニたちの生活範囲は狭められて支配されていく。白人との混血の子ども達が白人と同化するよう、教育を受けるためにアボリジニの村から拉致される。家族...
1930年代のオーストラリア。原住民のアボリジニは、驚くほど原始的な生活をしている。イギリスからの白人が入植を始めたのが18世紀で、アボリジニたちの生活範囲は狭められて支配されていく。白人との混血の子ども達が白人と同化するよう、教育を受けるためにアボリジニの村から拉致される。家族のいる村に戻るべく、3人の少女たちは施設を抜け出して2400キロの道のりを歩いて帰る。 文盲のアボリジニの母と叔母から聞いた話を書き起こした実話。アボリジニの暮らしぶりが興味深かった。正直なところ、そのほかはあまり面白くなかった。客観的には白人の文化的な生活のほうが快適に見えるが、それを押し付けられる側は単に迷惑なだけなのだという当たり前のことを改めて認識した。
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オーストラリアの先住民アボリジニーの少女のお話。 実際に有ったお話ですが、日本人にはなじみのない、判りにくい話かもしれません。 先住民の子どもたちをさらうように集め、 教養と文化を与えるという名目での虐待を、政府が制度として行っていました。 その施設の様子や、そこから逃げ、親元に...
オーストラリアの先住民アボリジニーの少女のお話。 実際に有ったお話ですが、日本人にはなじみのない、判りにくい話かもしれません。 先住民の子どもたちをさらうように集め、 教養と文化を与えるという名目での虐待を、政府が制度として行っていました。 その施設の様子や、そこから逃げ、親元に帰る苦難の旅がかかれています。 映画になっていますが、単館上映なので見た人は少ないのかな?
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