商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | WAVE出版/ |
発売年月日 | 2003/09/01 |
JAN | 9784872901627 |
- 書籍
- 児童書
竜の騎士
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竜の騎士
¥1,980
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商品レビュー
3.9
40件のお客様レビュー
フンケは『魔法の声』から入ったのですが、あれほどダークな感じではなく、もっと明るい冒険物語でした。悪役がしっかり悪役で恐ろしいところはフンケらしい。カサついた怖さというか。フンケの作品の中でも評判の高い本作をやっと読むことができてよかった。 こんなのが読みたかったんだよなぁという...
フンケは『魔法の声』から入ったのですが、あれほどダークな感じではなく、もっと明るい冒険物語でした。悪役がしっかり悪役で恐ろしいところはフンケらしい。カサついた怖さというか。フンケの作品の中でも評判の高い本作をやっと読むことができてよかった。 こんなのが読みたかったんだよなぁという王道ファンタジー。不思議な生物がたくさん出てくるのに、甘ったるくならないのが素晴らしい。ラストにちょっと端折った感はある気がしますが、それはそれで良いと思いました。気持ちが清々しくなります。
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大好きな「泥棒の神様」と同じ著者だったので読んでみました。おそるべき悪役から逃げたり対峙したりしながら、ドラゴンに乗って世界を旅するロードムービー形式のファンタジー小説です。小学生の子供への読み聞かせに使いましたが、これまで読み聞かせした本の中でもかなり気に入ってました。 僕...
大好きな「泥棒の神様」と同じ著者だったので読んでみました。おそるべき悪役から逃げたり対峙したりしながら、ドラゴンに乗って世界を旅するロードムービー形式のファンタジー小説です。小学生の子供への読み聞かせに使いましたが、これまで読み聞かせした本の中でもかなり気に入ってました。 僕の感想としては、まずキャラクターの名前がいいです。「シュベーフェルフェル」。この、声に出して読みたいカタカナ語が何度も出てくるたびに嬉しくなります。そしてこれは、「泥棒の神様」とも共通している点ですが、キャラクターが次から次へと増えていき、しかも多くが退場しないでそのまま道連れになるのでどんどん賑やかになっていくのですが、どのキャラクターも個性がはっきりしていて、どのキャラクターもそれぞれがそれぞれのやり方で大活躍するところが、世界の多様性の良さ・楽しさを体験することができて、とても楽しいです。また、ファンタジーなのでそれらのキャラクターにはとても大きいのからとても小さいもの、ゴツゴツした生き物からふわふわしたような生き物までいろいろいて、それらの様子を想像したり声色を変えて読んだりが、読み聞かせしていても大変楽しかったです。 それらのキャラクターの中で僕が特に気に入ったのも、やはりシュベーフェルフェルです。いつまでもデレないというか、仲間になっても信頼関係を築いても、シュベーフェルフェルはシュベーフェルフェルであり続けるのが僕は好きです。
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ドイツのJKローリングと呼び声高いフンケ作品。 ゲド戦記を読んでから、 竜の物語が大好きになりました。 できれば竜と人間が一緒に暮らしている(敵対関係ではない)ものが良い。 東洋の竜の流れなのかな。 ハリーポッターにも竜は出てきたけど、 どちらかというと危険生物のくくりだった。...
ドイツのJKローリングと呼び声高いフンケ作品。 ゲド戦記を読んでから、 竜の物語が大好きになりました。 できれば竜と人間が一緒に暮らしている(敵対関係ではない)ものが良い。 東洋の竜の流れなのかな。 ハリーポッターにも竜は出てきたけど、 どちらかというと危険生物のくくりだった。 「竜の騎士」は 住む場所を奪われた竜が、竜のユートピアを探す冒険譚。 一緒に旅をするのは銀の竜、ホームレスの人間の子ども、猫のうな形をしたコボルト(妖精)、人造の小人ホムンクルス。 竜を絶滅させるべく付け狙うのは黄金の竜、と登場人物だけ見ても子どもたちが喜びそうなthe王道ファンタジー。 おしゃべりでうるさいコボルトが、うるさくて可愛くて、この物語の雰囲気をより児童書らしいものにしていると思う。 冒険譚であると同時に、 それぞれの居場所を探す旅となっているところがよかった。冒険を通じてそれぞれ成長するんだよね。 大人にはご都合主義と思われてしまう王道ストーリーも、児童書ならでは。この安心感がなくては! 表紙のイラストが素敵で何回も見てしまう。
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