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オレンジガール
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オレンジガール

ヨースタイン・ゴルデル(著者), 猪苗代英徳(訳者)

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オレンジガール

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本放送出版協会/
発売年月日 2003/10/24
JAN 9784140054390

オレンジガール

¥1,650

商品レビュー

3.9

45件のお客様レビュー

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2023/12/27

この秋、何十年振りかで同期会を行った。 その時、ORANGEGIRLという謎かけに嵌ってしまった。 調べてみると、カンボジアでオレンジを売る女性の事を言うらしい。 他にコミックもあるみたい。 正確には、ノルウェー語なのでオレンジガールではないが、ソフィーの作家が邦訳でオレン...

この秋、何十年振りかで同期会を行った。 その時、ORANGEGIRLという謎かけに嵌ってしまった。 調べてみると、カンボジアでオレンジを売る女性の事を言うらしい。 他にコミックもあるみたい。 正確には、ノルウェー語なのでオレンジガールではないが、ソフィーの作家が邦訳でオレンジガールと言う本を書いていることを知った。 何か ライ麦畑でつかまえて と言う小説を読んだ頃のノリで読み始めた。 半分程読んだところで中だるみだ。 この父親って誇大妄想?夢想家? 亡くなったのは病気?メンタルな病気で自殺? 何て事を考えて、少々時間を置きたくなった。 つまりオレンジガールは君の母さんだよ。 ってオチなら許せるけど。 年内は積んどくかな。 新年の行事を滞り無く終えて、再開した。 108ページの記載で 六十八キロメートルを三十分かけて走った。 平均時速はおよそ時速二十八キロメートルと  いうことになる。 と書いてある。 ハッブル宇宙望遠鏡は時速二万八千キロメートルで千倍早いとある。 記述の通りなら蒸気機関車の時速は136キロメートルになる。 ベルゲン鉄道に乗ったことがあるが、そんなスピードは出してなかった。 68キロメートルは、単位の記載ミスか? ここで、多分原本ではなく、訳者が間違ったのか?! と思ってしまう。 興醒めで〜す。 で、また少し興味が失せた。 鏡開きも済みまた読み始めた。 ヴェロニカ ! ここら辺りからまた読むスピードが速くなってきた。 ママの名前はなんだったっけ? ネタバレは非常識なのでやめておいて、 読後感は爽やかで良かった。 ORANGEGIRLの何故賭けをした人は、 多分自分を本書のORANGEGIRLになぞらえたのだ! と勝手に解釈して、 謎解きも無事に終わったのだった。 めでたしめでたし。

Posted by ブクログ

2023/02/01

大好きな作家さんが影響を受けた本。 読み始めと読み終わりで本に対する感じが大きく変わります。 読後感がとても爽やかで前向きになる哲学書って感じがします。 私も授業で似たようなこと言ってるかも、ってカッコつけさせてください。 少し毒を効かせた物語性もあり、一気に読めました。 今日も...

大好きな作家さんが影響を受けた本。 読み始めと読み終わりで本に対する感じが大きく変わります。 読後感がとても爽やかで前向きになる哲学書って感じがします。 私も授業で似たようなこと言ってるかも、ってカッコつけさせてください。 少し毒を効かせた物語性もあり、一気に読めました。 今日もまた良い本に出会えてしまった!

Posted by ブクログ

2022/08/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

15歳の主人公ゲオルグは、おもちゃの車の中に残されていた、11年前に病死した父ヤン=オーラヴからの手紙を受け取る。 それは父親が、未来の息子に向けて託した、オレンジガールの物語だった。 謎めいたオレンジガールと、少々空想癖の過ぎるきらいのある若き日の父。 父は息子にある問いを投げかけようとするが、その質問はなかなか発せられず、長い紆余曲折を経て、最後の最期に問いかけられる。 人によっては、この紆余曲折をまだるっこしいと感じるかもしれない。 しかし、このオレンジガールの物語という紆余曲折こそが、物語の醍醐味であるとも思う。 父ヤン=オーラヴは、人生は物語であると言っていた。 手紙にしたためられた父の生涯は、物語そのものだった。 ハッブル宇宙望遠鏡は、120億年かなたの銀河の撮影に成功した。 宇宙が生まれて150憶年。 ハッブル宇宙望遠鏡は、120億年前の宇宙の光を地球に届けたことになる。 父親はこの望遠鏡を「宇宙の目」であると言った。 まるで父の手紙そのもののようだ。 父の死の11年後に届いた、父の目によって捉えられた物語、父の人生。 この物語で魅力的なのは、父の独特な世界観と、時間を超えた父と息子の交流だが、もう一つ、強く惹きつけられたのは、母親の再婚相手ヨルゲンだ。 ヨルゲンは難しい立場を辛抱強く、そして賢明に振舞っている。 それを主人公ゲオルグがおおむね好意的に捉えているのが、この物語を味わい深いものににしていると感じた。 ヨースタイン・ゴルデルは「ソフィーの世界」で有名だが、昔読んだ「カード・ミステリー」も素晴らしかった。 今回この物語を手に取ったのは偶然だったが、「カード・ミステリー」に通じる面白さがあったと思う。

Posted by ブクログ

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