商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ナカニシヤ出版/ |
発売年月日 | 2002/12/20 |
JAN | 9784888487375 |
- 書籍
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異議あり!生命・環境倫理学
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異議あり!生命・環境倫理学
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4.5
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●「直接意図」と「間接意図」 「5人の生命と1人の生命」 「killとlet dieの違い」→前者は絶対許されないが後者は絶対許されない? 「太ったデイブを吹っ飛ばす」→killともlet dieともいえない行為は? ポジティブな義務・ネガティブな義務(〜しない義務) ポジテ...
●「直接意図」と「間接意図」 「5人の生命と1人の生命」 「killとlet dieの違い」→前者は絶対許されないが後者は絶対許されない? 「太ったデイブを吹っ飛ばす」→killともlet dieともいえない行為は? ポジティブな義務・ネガティブな義務(〜しない義務) ポジティブな義務がネガティブな義務に優先すると考える。→但し万能ではない ●臓器移植は社会制度として許容できるか →自分はしたくない・するという答えは答えではない。献身・”命のリレー”論では答えとはいえない。 一方が自己犠牲、一方が利益(非対象)では長続きしない。 利益―利益のシステムにするには売買も考えられないか? ●権力的ネットワークに対抗するためには、自分たちの側で権力のネットワークを形成していくことが必要 ●「自然」はくせ者 自然=それがいい とは限らない。 難しい本を読むと眠くなる→自然=眠るほうがよい とはならない。 ”クローンは不自然””体外受精は不自然”ロジックでは答えにならない。 ●動物と人間 動物は人間にとってあくまで”対象”であり、道徳的な行為”主体”にはなりえない(動物が人間に配慮する?!ことはありえない)→そもそも非対象 安直な動物解放・保護はしょせん人間中心的 ●「グローバル=西欧中心主義」にみるイデオロギー 特殊な利害や特定の権力が働くとき、しばしばそれは「自分自身を普遍的なものであるかのように偽装する」 →普遍的に見えるスローガンのもとで、どのグループ・組織の利害や権力が働いているのか、常にイデオロギーを疑ったほうがよい。
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タイトル通り、生命倫理学と環境倫理学に異議を申し立てるというものですが、個人的には世間の「常識」に異議を申し立てているように思いました。「クローン人間?何で駄目なの?」「地球温暖化で二酸化炭素削減はいいけど、それって裏があるのでは?」という感じです。我々の「道徳」といったものが、...
タイトル通り、生命倫理学と環境倫理学に異議を申し立てるというものですが、個人的には世間の「常識」に異議を申し立てているように思いました。「クローン人間?何で駄目なの?」「地球温暖化で二酸化炭素削減はいいけど、それって裏があるのでは?」という感じです。我々の「道徳」といったものが、いかに脆いものであるか。それを認識したい人にオススメです。
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