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消された王権・物部氏の謎 オニの系譜から解く古代史 PHP文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | PHP研究所/ |
| 発売年月日 | 2002/03/15 |
| JAN | 9784569577074 |
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消された王権・物部氏の謎
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消された王権・物部氏の謎
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
消された王権・物部氏の謎 オニの系譜から解く古代史 著:関 裕二 出版社:PHP研究所 PHP文庫 せ 3 2 ちょっと、おもしろかった 荒ぶる神は、祀ってその怒りを鎮めなければならない。荒ぶる神の一族をオニといっている 大国主命であり、物部氏であり、蘇我氏をここでは、オニと...
消された王権・物部氏の謎 オニの系譜から解く古代史 著:関 裕二 出版社:PHP研究所 PHP文庫 せ 3 2 ちょっと、おもしろかった 荒ぶる神は、祀ってその怒りを鎮めなければならない。荒ぶる神の一族をオニといっている 大国主命であり、物部氏であり、蘇我氏をここでは、オニといい、その子孫を鬼の系譜といっています ■日本統一 出雲はおろか、東日本に広がっていた勢力、そして、西からやってきた天皇家の勢力 日本が統一されたのは、東征により、天皇家が全国を制覇したから?という命題に疑問符をなげかける 東日本勢力が、天皇家の勢力と融合してできたのが、大和政権であるというのが本書の主張である その仲介の労をとったのが、物部氏 旧勢力については、結果的に、天皇家の配下に入ることとなったが、その怨念については、出雲大社などに荒ぶる神ともに、祭られることとなる ■天照大神の謎 物部氏の報じていた、神の和魂は、大国主命であったが、それは、同時に天照大神であった つまり、伊勢に祀られている、天照大神とは、もともと出雲勢力が信奉していた日の神なのであり、葛木に祀られていたもの、天照大神なのであった だから大和政権は、荒ぶる、天照大神の祟りを避けるために、遠くの伊勢に遠ざけて祭らなければならなかったのだ。 日本を統一したのは、神武天皇であるが、同時にそれは、崇神天皇である なぜなら、その名が、ハツクニシラス・スメラミコトだから、初めて日本を治めた天皇という意味だ そして、ヤマトで戦闘した記録もない、現地の案内人にしたがって、伊勢から迂回をしてヤマトに入っている そして初期の皇后は、ことごとく、物部系、ここでも、融合の証拠になっていると本書は語る 一方蘇我氏、それも、もとは物部氏と同じ、先祖は、ニギハヤヒ、同根である。 祖は、武内宿禰である。物部氏も、蘇我氏も建国以来、ヤマト政権を支えてきた功労者なのである ■中臣氏の台頭 大化の改新:蘇我氏は、中臣氏にほろばされてしまう 中臣氏=藤原氏は、実は、百済滅亡時に日本に亡命してきた一族なのではないかとの仮説である そのために、勝ち目のない、白村江の戦いを日本を陥れる 物部氏+蘇我氏 は、新羅派、天皇家+藤原氏は、当然ながら百済派なのである また、蘇我氏は、土着の豪族なので、民衆の人気があった、それに対して、亡命してきた藤原氏は、蘇我氏の 民衆からの支持がこわかった、だから、蘇我氏を祭ったのではないかとのことだ。 時代は、くだり、天智天皇(=藤原系)では、皇太子に立てた弟、大海人皇子を廃嫡して、子供である、大友皇子を次期の天皇に据えようとした。それを察知した大海人皇子は、壬申の乱を起こす。大友皇子の背後には藤原氏、大海人皇子の背後には、もともとの日本の勢力である、蘇我氏の残党があった。 こうして、外交も親新羅へとゆり戻される だけどそれも、ここまで、持統天皇の時代に、藤原氏は勢力を取り戻していく 目次 第1章 循環する王権システム 第2章 崇る神・入鹿の謎 第3章 神の一族・物部と出雲の正体 第4章 ヤマトを建国した鬼の正体 第5章 もう一つの鬼の国・伽耶と天皇家の秘密 第6章 鬼がつくった永続する王権 ISBN:9784569577074 出版社:PHP研究所 判型:文庫 ページ数:256ページ 定価:514円(本体) 2002年03月15日 第1版第1刷
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歴史もののなかでも神話モノはロマンがある。 神話時代の謎解きを今の時代に解き明かそうとするのだから、当然のことながら参考文献から歴史家のように解き明かすのは困難だ。 その隙間は推理作家のように独自の解釈と空想夢想の中からロジックを組み立てていくしか無い。 そういう意味では神話モノ...
歴史もののなかでも神話モノはロマンがある。 神話時代の謎解きを今の時代に解き明かそうとするのだから、当然のことながら参考文献から歴史家のように解き明かすのは困難だ。 その隙間は推理作家のように独自の解釈と空想夢想の中からロジックを組み立てていくしか無い。 そういう意味では神話モノの謎解きというのは著者のロマンを共有できるかどうかでその評価は全く異なることとなる。 本書もそういった両極端になる可能性がおおいにある。 参考文献の少なさかつ、参照箇所の極端な少なさ故、そのほとんどは著者の解釈のみでストーリーが形作られている。 あくまで、歴史推理小説のような気持ちで読む分にはオモシロいと感じるが、歴史物として読み進める限りトンデモ本の域を脱しない。 これは、本書に限らず神話モノのある意味宿命なのかもしれない。 とはいえ、ボクはこの手の神話モノ、特に権力から外れた「鬼」「モノ」達が古代、中世、近世と影響を及ぼし続けてきたという話は大好物なのでる。 現代においても天皇家の祭事にはかならず「まつろわぬモノ達」が欠かせないという、この国の構造は実に不可思議だと思うのだ。
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古代ヤマトには皇祖神を祀る大きな神社は皆無で、その祭祀の対象はもっぱら天皇家のかつての敵であった出雲神系であった。その祭祀を取り仕切ったのは古代の一大豪族でありモノ=神を司る物部氏であった。天皇家の祭祀はいずれも物部氏由来のものであるという。 近畿地方に天皇家よりも先に国をなしていたのが三輪大神=大物主を崇める出雲族であり物部氏であった。ヤマトの地を禅譲した後も豪族として全国的に勢力を奮ったが、蘇我氏、藤原氏との政権闘争の末没落した。しかしその後、定住を持たないモノ=鬼として裏社会に潜り込み、影から天皇家を支え、天皇家からも頼られるという循環システムを形成することで生き残り、今なお太古の記憶を受け継ぎ、日本独自のシステムを存続させる事に貢献した。 物部氏はもともと誰かに使える(モノノフのように)ことで力を発揮する一族だったのかもしれない。ニギハヤヒは長脛彦に仕え、その後神武天皇=天皇家に仕えた。そのシステムは、象徴としての天皇を据える事で国が持続する天皇制として現在まで連綿と続いているのかもしれない。
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