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映画の見方がわかる本 『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで 映画秘宝COLLECTION22
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 洋泉社 |
| 発売年月日 | 2002/09/09 |
| JAN | 9784896916607 |
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映画の見方がわかる本
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商品レビュー
4.3
62件のお客様レビュー
本書の続編である、『〈映画の見方〉がわかる本: 80年代アメリカ映画カルトムービー篇 ブレードランナーの未来世紀』は、のちに新潮文庫と朝日文庫で、2度文庫化されている。しかし、この『映画の見方がわかる本: 2001年宇宙の旅から未知との遭遇まで』は文庫化されていない。 シナリオ...
本書の続編である、『〈映画の見方〉がわかる本: 80年代アメリカ映画カルトムービー篇 ブレードランナーの未来世紀』は、のちに新潮文庫と朝日文庫で、2度文庫化されている。しかし、この『映画の見方がわかる本: 2001年宇宙の旅から未知との遭遇まで』は文庫化されていない。 シナリオの草稿や企画書、関係者のインタビュー、当時の雑誌記事など使ってから作品を掘り下げるというスタイルは全く同じなのに、なぜ本書は文庫化されず、品切れ・重版未定状態なのだろうか。理由はわからないが、2冊の違いは挙げることができる。違いを見ていくことで、本書の特徴も見えてくるはずだ。 主な違いは3つある。 一つ目は、扱っている時代の違いである。 本書で扱っているのは「2001年宇宙の旅」から「未知との遭遇」まで、1960年代から1970年代の映画である。 続編は1980年代の映画である。 次に、作品の質の違いである。 本書は、一般的に評価の高い、名作が目白押しである。「2001年宇宙の旅」、「俺たちに明日はない」、「ダーティハリー」、「猿の惑星」、「ロッキー」など、誰もが知るような有名作品ばかりを作品を取り上げている。 続編は、カルトムービーが中心だ。「ビデオドローム」、「未来世紀ブラジル」、「ブルーベルベット」など、マニア受けする作品である。 最後は、有機的つながりの有無である。 本作は、全体をとおすと、アメリカ映画小史となっている。1960年代前半までの、ハッピーエンドがお約束のハリウッド映画。そのカウンターカルチチャーとして登場した「アメリカン・ニューシネマ」。そして、ハッピーエンドの復活。本書の言葉を引用すれば、七十年代に「見世物」から「作品」へと成長したアメリカ映画が、八十年代に「製品」になるまでが描かれている。 それに対し、続編は単に80年代のカルトムービー8作品を深く掘り下げた本である。 以上、本書と続編を比較して見えてきたのは、本書が復刊しない理由は、内容の優劣が原因ではないということだ。 私は2冊の間に優劣はないと考える。取り上げられている作品からみれば、万人向けなのは本書である。 深く掘り下げたい映画は、有名作品ではなく、カルトムービーの方で、そちらの方が需要が高いということは考えられる。続編が2度文庫化されているので、本書も1度は文庫化されることが望まれる。
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映画評論家の町山智浩が、映画の謎を作者本人や関係者の言葉で解いていきます。 『2001年宇宙の旅』が難解なのは、最初は全編に入っていたナレーションを完成直前にやめてしまったからである。 『2001年宇宙の旅』のオープニングの原始人が棍棒を放り投げるとそれが宇宙に浮かぶ宇宙船に繋...
映画評論家の町山智浩が、映画の謎を作者本人や関係者の言葉で解いていきます。 『2001年宇宙の旅』が難解なのは、最初は全編に入っていたナレーションを完成直前にやめてしまったからである。 『2001年宇宙の旅』のオープニングの原始人が棍棒を放り投げるとそれが宇宙に浮かぶ宇宙船に繋がるシーンは、人間は棍棒を核兵器にまで進歩させてしまったという不気味な場面であり、クライマックスの光のシャワーと宇宙の映像にはきちんとした脈絡がある。 『時計仕掛けのオレンジ』は実話に基づいており、削除された恐るべきエンディングがあった。 『タクシードライバー』の主人公は実在したアラバマ州知事を銃撃した犯人の日記を元にしていて、テーマは孤独である。 『地獄の黙示録』のシナリオは好戦的で血湧き肉踊るものだったのを、コッポラが現場の混乱が原因で勝手に改変した。 『未知との遭遇』の「完結篇」としてスピルバーグは、『オールウェイズ』という映画を作っている。 「ロッキー」は、ニューシネマ的なリアリティでフランクキャプラ的なアメリカンドリームを描いた作品というように、『ダーティーハリー』『フレンチコネクション』『イージーライダー』『ロッキー』などの映画を観ていて「あれ?」と思うような「謎」を、インタビューなどから探し出した監督や脚本家自身の言葉によって解き明かしていく本です。勝手なこじつけや、むずかしいレトリックは一切ありません。 ひたすらわかりやすく、謎のすべてを、資料と文献の裏付けに基づいて解説していきます。是非お楽しみください。
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※このレビューにはネタバレを含みます
1967年から1979年の間に制作された、ハリウッドの『ニューシネマ』の形而上的なメッセージを読み解く一冊。 具体的な映画の解説や、背景、メッセージ等を知るには良いが、本書のタイトルでもある『映画の見方』がわかるかといったら微妙なところである。 筆者的には、『鑑賞後の仮説を仮設のまま終わらすのではなく、実際に資料やインタビューをあたって、裏をとる』という鑑賞方法の提示が、本書のテーマのような気がする。 無論、裏はとっていないただの仮説に過ぎないが。
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