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“ほんとうの自分"のつくり方 自己物語の心理学 講談社現代新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2002/01/20 |
| JAN | 9784061495869 |
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“ほんとうの自分"のつくり方
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商品レビュー
4.2
12件のお客様レビュー
48 苦心して独自に構築されたアイデンティティも、足場のない浮遊感からくる不安を和らげ、安心をもたらしてくれるものとなるには、他者から承認されたもの、自分にとって意味のある他者から理解され、社会的に価値を認められるものでなければならない。 49 自分は発見されるのではなく創造され...
48 苦心して独自に構築されたアイデンティティも、足場のない浮遊感からくる不安を和らげ、安心をもたらしてくれるものとなるには、他者から承認されたもの、自分にとって意味のある他者から理解され、社会的に価値を認められるものでなければならない。 49 自分は発見されるのではなく創造される 50 自分はどんな物語筋を好むのか。それがわかれば、その道筋に沿って自己の様々な経験を並べることで、自分にとって納得のいく自己物語を構築していくことができる。 61 伝統による縛りから自由になった現代人が、引き換えに失ったのが、心の安定。社会心理学者のフロム「自由からの逃走」 103 大切なのは、身近な人たちとの語り合いを十分に経験することを通して、自己の体験を社会化するための語り方を体得することである。 121 日本の母親は我が子に素直さ、従順さを期待する傾向、アメリカの母親は自己主張性や指導性を期待する傾向。 131 人との関わりがスムーズに行かず、教室に入れなくなるケース。講義が始まれば先生の方を黙って向いていればいいから気が楽だが、先生が来るまでの数分から10分が窮屈で胸が苦しくなって、どうにも落ち着かない。 175 いつもへらへら、人のご機嫌をとるような態度が気に入らないと言われる。たしかに自分は主張が苦手で、そもそも主張したいことなどなくて、人に従っていた方がいいと思っている。しかし主体性のない自分などというネガティヴなアイデンティティを受け入れるわけにいかない。説明が必要だ。生育史を引っ張り出すと、*母親が自己主張の強い人で、構ってちゃん。父親は価値観押し付け型で、こちらの主張に耳を貸さない人。人の悪口では盛りあがるが、いつも噛み合わないところがあって周囲を振り回すふたり。それで自分が強く主張しないほうが世の中丸く収まるという諦観を身につけた。* 自己主張しても結局誰のためにもならないし、みんなが気持ちよく過ごせるように、自分はできるだけ自己主張を抑えて、人と人をうまくつなぐような、潤滑油みたいな存在になりたいと子供心に思っていた。といった説明はどうか。 そうしてアイデンティティが定まると、それにふさわしい行動が選択されるようになる。以前はただの臆病や気の弱さから出ていた行動や、単なるお世辞が目に見えて減る。代わって、心からの思いやりや、調整役的な行動に精を出すようになる。態度や行動に1本筋が通ってくる。 212 大切なのは、自分はこんな自己物語の主人公でいたいという思いを再確認すること。それに沿った語りができるように、聞き手としてふさわしい相手を選ぶことなのである。
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人によって自分の説明を変えろ そうすると自分の設定が変わっていっていいかも。 みたいな本。でも難しいなぁ。 腐ってる人間は自分と向き合うことも辛いし人と関わることも難しい。
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キャリアカウンセリングにおいて、 一緒にクライアントと探すものはなんだろうか、という疑問から読んでみた。 就活どうしたら上手く行くだろう、とか、進路どうしたらいいだろう、とか、色々なレベルの悩みはあるけれど、大元は 「自分の人生は何なのだろう」という大いなる不安から来ている。...
キャリアカウンセリングにおいて、 一緒にクライアントと探すものはなんだろうか、という疑問から読んでみた。 就活どうしたら上手く行くだろう、とか、進路どうしたらいいだろう、とか、色々なレベルの悩みはあるけれど、大元は 「自分の人生は何なのだろう」という大いなる不安から来ている。 その不安は現在大きくなるばかり。逃れるために、メールやインターネット、音楽に逃げ、自分自身から遠ざかろうとしている。 この不安が大きくなった背景として、伝統的な価値観が否定され、「自由」という枠組みを与えられた世の中にある。 エーリッヒ・フロムの「自由からの逃走」にあるように、「自由」の中では、信じるべき軸がなくなり、頼るものがない。 そのため、自分のこれまでの経験が、バラバラの機能不全の状態に陥ってしまっている。 カウンセリングは、この散らばった経験を、納得の行く形(ストーリー)に組み立てていく作業である。 人は、この物語的文脈を通して、初めて現実と接することができる。世の中のバラバラな情報を、自分にとって意味のある世界に変えることができるからだ。 自分らしさがあるということは、「自己物語的文脈がある」ということ。カウンセリングは、この支援である。 このように榎本さんは説明している。 社会と自分を「自己物語」で繋ぐ、という榎本の考えは納得が行く。 キャリア支援においても、過去を知り、過去の文脈から、自分の価値観を知り、社会の価値観とすりあわせる作業をしてくからだ。 ただこの物語レベルをどこまで求める必要があるかは改めて考えていかなくちゃいけないと思う。 何か社会活動を行なってきた学生はまだしも、 その活動を積極的におこなっていない学生にまで、この物語を創りだすことを求めすぎているような気がする。 必死に、ウソの自己物語を創り、その自己物語で、あたかもその人物すべてを理解できると思い込んでいるこの就職活動システム。 うその化かし合いには参戦したくない。
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