バイオマス産業社会 「生物資源」利用の基礎知識

原後雄太(著者), 泊みゆき(著者)

• 販売会社／発売会社: 築地書館/
• 発売年月日: 2002/11/11
• JAN: 9784806712480

商品レビュー

2010/01/08

バイオマスの一つしての麻。ベンツやBMWの自動車内装材に麻系のバイオマスが使われています。様々な事例の一つとして少し紹介されています。

2009/11/05

農地や森林由来のバイオマスの利用について、特にその「原産地」である農地・森林そのものの持続性を配慮する視点を論じています。
また、新エネルギー導入の目的でバイオマスを導入するのではなく、農地や森林を適切にマネジメントするための手段として、バイオマス利用という「商品」を開発しよう、という視点にたっているところが、他の関連著書と決定的に異なっているところだと思いました。

化石資源依存型産業を代替する、新たな産業としての「バイオマス産業社会」の「枠組み」を提供する、という視点であるため、やや概念的で現実地域におけるイメージがわかないところがありますが（-２★）、それは他の著書に譲ればよいでしょう。新たな産業の「基盤」となる考え方を提供しているという意味で、興味深い著書だと思います。他の個別課題の実践本のアンブレラ的位置づけで読むとよいかもしれません。

なお、第１章は基礎的な問題意識が整理されていて、教科書としても使えると思いました。

2007/04/29

「持続可能な社会の実現」を考え実行するのもエコセラピー。
森の中で生活してる私たちだからこそ森林をマネジメントするひとつの方法としてのバイオマスを考えてみたいと思います。
バイオマスとは、この世の中に存在するすべての動植物を由来とする生物資源を指します。