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夜と霧 新版
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夜と霧 新版

ヴィクトール・E.フランクル(著者), 池田香代子(著者)

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夜と霧 新版

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2002/11/07
JAN 9784622039709

夜と霧 新版

¥1,870

商品レビュー

4.4

1253件のお客様レビュー

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2025/01/21

十数年も前に、世界史の教科書で知ったこの本を、一度は読んでみようと思い手に取った。 著者の妻と両親は収容所で亡くなったことがあとがきで明らかになる。 妻への遺言を同じ収容所の友人に覚えさせた、著者を想うといたたまれなくなった。

Posted by ブクログ

2025/01/18

淡々とした文体ながら胸に迫る内容で人間性とは何かを突きつめたものだった。 最も印象的だったのは以下の文章で今のぬるま湯の自分にガツンと響いた。 生きる意味の180度転換で「わたしたちが生きることからなにを期待するかではなく、むしろひたすら、生きることがわたしたちからなにを期待して...

淡々とした文体ながら胸に迫る内容で人間性とは何かを突きつめたものだった。 最も印象的だったのは以下の文章で今のぬるま湯の自分にガツンと響いた。 生きる意味の180度転換で「わたしたちが生きることからなにを期待するかではなく、むしろひたすら、生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題なので、ということを学び、絶望している人間に伝えねばならない」

Posted by ブクログ

2025/01/05

この本の前にフランクルの「それでも人生にイエスと言う」を読んだが、抽象的で理解し難かった。対して本書は訳も新しく抽象的な言葉を使わずに、収容所で起こった事実や思索をわかりやすく書いている。▼極限の状態にあっても良心を損なわない者や、仲間を裏切り自己保身に走る者。フランクルは「この...

この本の前にフランクルの「それでも人生にイエスと言う」を読んだが、抽象的で理解し難かった。対して本書は訳も新しく抽象的な言葉を使わずに、収容所で起こった事実や思索をわかりやすく書いている。▼極限の状態にあっても良心を損なわない者や、仲間を裏切り自己保身に走る者。フランクルは「この世には2つの人間の種族しかいない。まともな人間と、まともでない人間と。(p144)」と記している。人の心を完全に白黒に分けることができるとは思い難いが、実際に収容所で体験した人間観は人を善悪に2分するものだったのだろう。はじめに書かれている「いいひとは帰ってこなかった(p5)」は、フランクル自身の自戒を含むものなのかもしれない。▼本書にはすがるような言葉もある。「苦悩と、そして死があってこそ、人間というものははじめて完全なものとなるのだ(p113)」。まだ理解できない記述が多いが、再度読むときに「生きることをより実感」できることを期待する。

Posted by ブクログ