商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2001/12/20 |
JAN | 9784103096191 |
- 書籍
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ローマ人の物語(10)
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ローマ人の物語(10)
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商品レビュー
4.2
21件のお客様レビュー
古代ローマのインフラについて取り上げた巻。 街道、橋、水道、医療、教育といったハード・ソフト両方の基盤を紹介してくれる。 特にハードなインフラの方はレベルの高さに驚かされる。今から2000年以上前とは思えないクオリティで作られ、維持されていたとのこと。 例えば水道は長いもので全長...
古代ローマのインフラについて取り上げた巻。 街道、橋、水道、医療、教育といったハード・ソフト両方の基盤を紹介してくれる。 特にハードなインフラの方はレベルの高さに驚かされる。今から2000年以上前とは思えないクオリティで作られ、維持されていたとのこと。 例えば水道は長いもので全長90キロメートル以上で、場所によって高架橋であったり地下を水が流れる。垂れ流しにすることで腐らないようにしていて、水質が良かったとのこと。そして一人当たりに供給される量は現代の主要都市と変わらなかったらしい。 こんなことを当時やっていたのはローマ人だけで、属州への普及には骨が折れたらしい。 こういったインフラを大事にする民族性が、長きに渡る帝国を作り上げたのかもしれないと思った。
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2021/11/3 ローマは高度なインフラストラクチャーを整備した最初の文明である。ハードなものでは街道、橋、水道であり、ソフトなものでは平和、法律、医療、教育である。街道と橋は、軍の速やかな派兵、交易などの民間交流、公営郵便とあわせた情報伝達を可能にし、ローマ帝国下にあることの...
2021/11/3 ローマは高度なインフラストラクチャーを整備した最初の文明である。ハードなものでは街道、橋、水道であり、ソフトなものでは平和、法律、医療、教育である。街道と橋は、軍の速やかな派兵、交易などの民間交流、公営郵便とあわせた情報伝達を可能にし、ローマ帝国下にあることのメリットを属州民にも感じさせ、ローマ帝国を帝国民が自ら代償を払ってまでも守りたいと思う意味のあるものにしたり。 水道は、公衆衛生向上に貢献した。劇場、闘技場、公会堂、神殿などの文化施設、司法・行政施設とともに、帝国民にとって統治機構面や文化面でローマ的な暮らしを実現するために必要なものであり、これもローマ帝国に実体を与えるものであった。ローマの為政者もこれらのインフラを整備することは、人間らしく生きるための重要な仕事として認識していた。 ローマ帝国民であることのメリットを感じさせる、ローマ帝国に実体を与えるものとして、忘れてはいけないのは平和の提供である。リメスで外敵の侵攻を防ぎ、内部の治安を維持することによるパクス・ロマーナこそが最も重要なインフラだったとも言える。 ・学問と芸術という文化面では優位性を保持していたギリシャ人もローマの街道と水道についてはローマ人の発明だと認めていた
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この巻は今までのと違うから、あんまりおもしろくないかもしれないと、前書きに書いてあったのですが、そんなことはなかったです。著者の古代ローマへの愛が感じられます。古代ローマ人はスゴイ!!すすんでます。現代の政治家の方々に見習ってもらいたいです。
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