商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2001/04/06 |
JAN | 9784061892125 |
- 書籍
- 児童書
かっくん
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かっくん
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商品レビュー
4.2
7件のお客様レビュー
まんまる、ふとっちょ、しかくにおちび。 みんなちかうけどみんなすばらしいってことを教えてくれる本。 自分が思春期のころ、周りの子より早熟な身体の変化に気持ちがついてこず人知れず悩んだっけ。 親は仕事が忙しく、子どもをほったらかし。 祖母はがさつな人で、デリカシーねかけらもないこ...
まんまる、ふとっちょ、しかくにおちび。 みんなちかうけどみんなすばらしいってことを教えてくれる本。 自分が思春期のころ、周りの子より早熟な身体の変化に気持ちがついてこず人知れず悩んだっけ。 親は仕事が忙しく、子どもをほったらかし。 祖母はがさつな人で、デリカシーねかけらもないことをおしゃべりする人だし。 誰にも心のモヤモヤを話せないとき、こういうお話しにたくさん出会いたかったな。 ちなみに上記のような人間にはなりたくないと強く思ったな。 自分の子にはたくさんコミュニケーションとりたい。 ポジティブな気持ちで家族と生活していきたい。 今ではあの時は学びの場だたんだなと思えるようになりました。 子どもたちのおかげでたくさんの素晴らしい絵本に出会うことができました。
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まん丸のお母さん、お父さんから生まれた真四角のかっくん。みんなと違うがゆえに、丸くしようとされたり、のけものにされたり。ある日、みんなが困っているところをかっくんならではの力で助け、みんなの見る目が変わる、というお話。 いいお話だし子どもに感じて欲しいテーマなのだけど、抽象的で伝わりにくいかな、という印象。
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ままんまる家族の中にしかくい“かっくん”が生まれる。まんまる親子は小さい、大きい、痩せと太っちょ、色もみんな違うけれどまんまる。似て非なるものだが、明らかに違うとやっぱり仲間から外れてしまう。 親の目線、兄弟の目線、“かっくん”の目線、ぶつぶつおじさんの目線。どの目線で読み、...
ままんまる家族の中にしかくい“かっくん”が生まれる。まんまる親子は小さい、大きい、痩せと太っちょ、色もみんな違うけれどまんまる。似て非なるものだが、明らかに違うとやっぱり仲間から外れてしまう。 親の目線、兄弟の目線、“かっくん”の目線、ぶつぶつおじさんの目線。どの目線で読み、考えるかによって受けるメッセージが違ってくるし、読み手の心の位置が見えてもくる。 個性を認めるって大事だとみんなわかってる。けれど現実は異質な人を認めるよりも遠ざけてしまいがち。私たちの暮らす社会は個の尊重を叫びながらも、多数決で概ね動くのが現実である。それを否定しようとは思わないが、個と個のレベルで「俺とおまえとは違う」そう言って切り捨ててしまっていることがあるとすれば、少し考えてみる必要がありはしないか。互いを生かす「俺とおまえは違う」であってほしい。 “かっくん”は彼なりに悩み,苦しむ。それでも兄弟たちの後を追っていく、実に控えめに。そんなある日、“かっくん”の持っている個の素晴らしさに兄弟たちは気づき認めあっていく...。 家族の、社会の一員として自分を顧み、成長させていく努力は必要だと思いますし、協調していくことも大切なことです。その基盤に、それぞれがみんな違うこと、輝く個性をしっかりと認め、認めさせ、受け入れていくことがあってこそだと思います。 かっくんの諦めずに過ごす力強さの背後に「君はみんなと形は違うけど、お父さんとお母さんは君のことが大好きだよ」の愛に支えられているのだと思う。 「みんなそれぞれ違うんだ。違うことは悪い事じゃない。それは個性なんだ」と、ブレずに受け止めることができる大人でありたい。
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