商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 2001/01/01 |
JAN | 9784101159263 |
- 書籍
- 文庫
都立桃耳高校(放課後ハ-ドロック!篇)
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都立桃耳高校(放課後ハ-ドロック!篇)
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
はちゃめちゃな感じが…
はちゃめちゃな感じが面白い。同じ新潮文庫から出ている『都立桃耳高校―神様おねがい!篇』とあわせて読んでほしい一冊。ちなみにこちらが完結編。
文庫OFF
星三つと半分。1日で読んだ。前作と含めると3日。 エッセイのような小説。これといった山場もなく、深い意味もなく、ただただ単に女子高生の日常を描いているだけ。 こんな本を読むのも珍しく意味あるのかな?と思いながら面白くて、時にげらげら笑いながら前作とこの本を読んだ。 群さんは本...
星三つと半分。1日で読んだ。前作と含めると3日。 エッセイのような小説。これといった山場もなく、深い意味もなく、ただただ単に女子高生の日常を描いているだけ。 こんな本を読むのも珍しく意味あるのかな?と思いながら面白くて、時にげらげら笑いながら前作とこの本を読んだ。 群さんは本当に文章力があるのだと思う。ストーリーをがっちり構築して意外な展開とかその裏にあるトリックとか微妙な心理などといった小難しいことは群さんには全くない。スラスラとペンを動かし、小気味よくお話を文章に乗せていく。そのリズム良さ。才能だと思う。 本を読むにあたってそこから何かを感じたい、また学びたくてという思いはあるけれど、この本は単純に楽しかった。 群さんと私が異性であるにせよ、同時代を生きていたということもあるし、その頃の同年代の女子たちが『もしかしたらこんな風に感じたり行動したりしていたのかな?』と思うとさらに面白かった。 グランドファンクレイルロードの伝説的な後楽園球場でのコンサートの章などはどうしようもなくうれしかった。それと男子生徒に手を触られた時の「なにするだ」にはしばらく笑いが止まらなかった。 群さんの本はこれまで何冊か読んでいる。どれも似たように山場もなく、淡々としたストーリーなのに飽きもせず読ませられてきたのはやはり、ユーモアセンスと文章力のなせる業だと思う。 ストーリーの展開を楽しむというより、文章を読むことを楽しむ。こんな読書ができるのは群さん以外知らない。
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経験していない筈なのに懐かしく感じる。のんきで平和で大らかな雰囲気に安心して、きらきらしているというよりは力の抜けた青春に和んだ。両親の完全別居状態だとか、他にも色々あったのかもしれないけれど、特別じゃなく当たり前みたいにちょこっとの描写で流れて行ってしまうから、気付けなかったり...
経験していない筈なのに懐かしく感じる。のんきで平和で大らかな雰囲気に安心して、きらきらしているというよりは力の抜けた青春に和んだ。両親の完全別居状態だとか、他にも色々あったのかもしれないけれど、特別じゃなく当たり前みたいにちょこっとの描写で流れて行ってしまうから、気付けなかったりしていそう。そんなことは大して大事じゃないみたいな健全なパワーがあった。本当に楽しい高校生活を送ったという最後のまとめに何だかとても説得力があって、胸に響いた。
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