商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 2000/08/10 |
JAN | 9784167440077 |
- 書籍
- 文庫
笑い姫
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笑い姫
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商品レビュー
3.8
8件のお客様レビュー
天保年間が舞台で、女…
天保年間が舞台で、女性芸人や男性戯作者が活躍します。鳥居甲斐守はスタンダードな悪役です(悪い意味ではなく)。後半は北海道が舞台で楽しかったです。お眉寿が可哀想なので幸せになって欲しいです。
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天保年間が舞台の時代…
天保年間が舞台の時代長編。北海道の扱いなどが独特で面白かったです。
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皆川先生の幅広さ、まさに小説の女王だ……御大。。 時代物は他の著作でも読んだことありましたが、ハラハラドキドキの長編活劇はお初。活劇でも、そこは皆川ワールドでした。 作中作『狂月亭綺譚笑姫』がこれまた面白かった。 本当に当時の草双紙みたい…御上が厳しくなり出版できないからと、途...
皆川先生の幅広さ、まさに小説の女王だ……御大。。 時代物は他の著作でも読んだことありましたが、ハラハラドキドキの長編活劇はお初。活劇でも、そこは皆川ワールドでした。 作中作『狂月亭綺譚笑姫』がこれまた面白かった。 本当に当時の草双紙みたい…御上が厳しくなり出版できないからと、途中でお芝居にして道中で演ってたのもよかったです。 天保の改革での奢侈の禁止、これは贅沢では無くない?みたいなものまで禁止されててこれはキツかったろうな。。。 「無人島を占領してる異国人への通訳にしたいから」と、蘭之助にありもしない罪被せて芸人一座と一緒に小笠原諸島まで島流しにするのは無理矢理過ぎる…と思いました。 でも、島のボスだったセボリとの交流や、島に着いてからの間宮林蔵(この人も破茶滅茶)はよかったな……礫爺な間宮林蔵、何かあると巧みな礫攻撃してくるの笑いました。 作次郎と巻き込まれたお眉寿はどうなの??ここの結末が描かれなかったのは好きです。お眉寿さんには作次郎以外とよろしくやってほしい。。。 史実+活劇+幻想、堪能しました。 喪うものも多かったけど、蘭之助も小ぎんたちもケリがつけられてよかった。。 岩井志麻子さんの解説という恋文も面白かった。皆川博子作品の特に怪奇幻想系は志麻子さん好きそうだとは思ってたけど、想像以上に耽溺されてた。 「読書とは楽しいことであり悪いことであり良い方へも悪い方へも幻惑してくれるものだということを、皆川先生に教えて、ではなく弄んでもらえばいいのです」
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