

商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2000/02/25 |
JAN | 9784103534112 |
- 書籍
- 書籍
神の子どもたちはみな踊る
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
神の子どもたちはみな踊る
¥1,430
在庫あり
商品レビュー
3.8
89件のお客様レビュー
UFOが釧路に降りる 小村 秋葉原の高級オーディオショップ勤務 神戸の地震後、ずっと報道を見ていた妻が置手紙を残し山形の実家に帰る 同僚の佐々木から頼まれた小さな荷物を 妹のケイコへ渡しに釧路まで シマオさんと3人 古いスバルで移動 サエキさんの奥さん UFOを見たあと...
UFOが釧路に降りる 小村 秋葉原の高級オーディオショップ勤務 神戸の地震後、ずっと報道を見ていた妻が置手紙を残し山形の実家に帰る 同僚の佐々木から頼まれた小さな荷物を 妹のケイコへ渡しに釧路まで シマオさんと3人 古いスバルで移動 サエキさんの奥さん UFOを見たあと消えたとの話 知り合いが経営しているラブホテルに泊まる ケイコさんは帰ってしまう 箱の中身は小村さんの中身? ケイコが持っていった・・ アイロンのある風景 順子 三宅さんと流木で焚火 同棲する啓介も一緒に 高3で家出して茨城のコンビニでバイト 火はかたちが自由 見ている人次第 三宅さん 狭く真っ暗なところで死ぬ夢 アイロンのある風景の絵を描く アイロンは身代わり 順子 からっぽ ぐっすり寝て起きたら、だいたいはなおる? 一緒に死ぬ? 焚火が消えたら、寒くなって、いやでも目が覚める 神の子どもたちはみな踊る 善也 阿佐ヶ谷から神保町の出版社へ 宗教の信者の母親を破壊的行動を阻止 父は「お方」? 右の耳たぶが欠けた医者が生物学的な父親? 父らしき男を追って野球場にたどり着く そこで踊り始めた 善也(よしや)=かえるくん 踊り方が蛙に似ていると彼女に言われた 続・かえるくん、東京を救う 片桐 信用金庫の係長補佐 返済金の取り立て係 2mのかえるくん 3日後に東京に神戸以上の大地震が 震源地は信用金庫の真下 みみずくんと闘う 長い間に吸引蓄積された様々な憎しみ かえるくんが戦うための勇気と正義 片桐が前日に襲撃される 真の恐怖とは自らの想像力に対して抱く恐怖 病院のベッドでその日の翌朝 目覚める 歌舞伎町の路上で意識を失って 地震は来なかった かえるくんは失われてしまった 目覚めると看護婦が == タイランド さつき 医師 京都出身 タイに休暇に 体が熱い 老女 心の治療 白い石 生きることと死ぬことは等価 言葉は石になる 蜂蜜パイ 淳平 短編小説家 沙羅と小夜子と高槻 離婚 地震男 熊のまさきち 集めた蜂蜜を売る とんきちが蜂蜜パイを作ることに
Posted by
少し古い村上春樹の短編集だが、既読だったが、無性に読みたくなって。 本書は2000年の出版で、1995年に発生した阪神・淡路大震災と同年の地下鉄サリン事件を背景にしている。だから小説の中でも地震の話が度々登場する。昔読んだときは、登場人物や物語が何かのメタファーとしていた部分が...
少し古い村上春樹の短編集だが、既読だったが、無性に読みたくなって。 本書は2000年の出版で、1995年に発生した阪神・淡路大震災と同年の地下鉄サリン事件を背景にしている。だから小説の中でも地震の話が度々登場する。昔読んだときは、登場人物や物語が何かのメタファーとしていた部分が分からなくて、今読めば、もしかしたら何か分かるかもと思ったのだが、結局、よく分からなかった。 フロイト的と言って良いのか、そうした震災や事件に遭遇した人が眠って夢を見たらもしかしたらこんな世界観かもしれない。登場する「かえるくん」が何を意味するのか、深く考えても無理だと思った。単にシーンが地底の怪物と戦う寓話なので、地下鉄サリン事件やそのトラウマの克服っぽいという印象でしかない。 村上春樹独特の喪失からの再生を、様々なシーンで寓話化しているもの、その切ないサイクルが震災や事件と偶々、重奏した物語みたいな感じだろうか。ただ、物語に何かの意味づけをしなくても、幻想的なストーリーや描写が齎す雰囲気は至高であり、単純にそれを味わえば良いのだとも思った。踊って踊って表現し、希望を乞う。色褪せない小説だ。
Posted by
推しが声優出演しているアニメーション映画『めくらやなぎと眠る女』の元ネタだと思うので読んだ。 もともと村上春樹のファンタジーとリアルが絶妙に混じり合った世界観好きだけど 今作はかなり気に入った。 なんでこの人の文体ってこんな独特かつ安心感があるのだろう。読むと心が落ち着く。
Posted by