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思想家たちの友情 アドルノとベンヤミン
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 白水社/ |
| 発売年月日 | 2000/05/25 |
| JAN | 9784560024232 |
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思想家たちの友情
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思想家たちの友情
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ベンヤミンとアドルノの友情と思想的影響関係のありかたについて考察をするとともに、両者の思想家としてのスタイルのちがいを明らかにしている本です。 著者は、ベンヤミンとアドルノの共通の友人だったクラカウアーの評価をめぐって、両者のあいだに交わされた書簡を紹介し、彼らの友情についての...
ベンヤミンとアドルノの友情と思想的影響関係のありかたについて考察をするとともに、両者の思想家としてのスタイルのちがいを明らかにしている本です。 著者は、ベンヤミンとアドルノの共通の友人だったクラカウアーの評価をめぐって、両者のあいだに交わされた書簡を紹介し、彼らの友情についての考えかたを検討しています。ラッセルやスピノザなど、友情をふくむ人間関係について論じた哲学者は多くいますが、亡命者であったベンヤミンのばあいには、その考察が社会や国家などにつながることはありません。そうした彼らの交友関係には、クラカウアー、ブロッホ、ショーレム、ブレヒトなどもふくまれ、一人ひとりの個性がどのような布置のもとにあったのかということを見ていくことが、彼らの関係を知るうえでは重要となります。 アドルノにとって、ベンヤミンは年長の友人であるとともに、思想上の師ともいうべき存在でした。著者は、アドルノの教授資格論文となった『キルケゴール論』が、ベンヤミンの17世紀バロック劇にかんする議論の構図を19世紀のキェルケゴールにあてはめたものだったことを指摘します。しかし著者は、どこまでもベンヤミンのあとを追いながらも、追いきれずにいるアドルノのすがたを浮き彫りにします。アドルノは、ベンヤミンの「自然史」という概念をめぐって、ハイデガーの存在論と対照しつつその哲学的な意義を示そうと試みていますが、こうした彼の思索のスタイルは、歴史上の具体的な事物に密着しつつその「イデー」を照らし出そうとしたベンヤミンのスタイルから乖離しています。 その後、アドルノはベンヤミンの「複製技術時代の芸術」を批判します。アドルノは、ベンヤミンのバロック論における「象徴」と「寓意」の対立を、「複製」論における「アウラ」と「複製テクノロジー」にかさね、そうした反芸術の姿勢に追随しがたいものを感じたのでした。こうした整理のしかたが、まさにベンヤミンとは異なるアドルノのスタイルを表わしていますが、その批判はベンヤミンにおける「攻撃者への同一化」に帰せられるとともに、ベンヤミンとブレヒトとの交友関係に対する非難へとつながっています。こうして、ふたたび議論の焦点は両者をふくむ友情関係のなかへと照射されていきます。
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