商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2000/11/17 |
JAN | 9784001145311 |
- 書籍
- 児童書
時の旅人
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
時の旅人
¥990
在庫なし
商品レビュー
4.1
51件のお客様レビュー
『トムは真夜中の庭で』のお姉さん版の印象。 登場人物が神様に、自分の希望と神様の思し召しが違う場合、それを正しく乗り換える勇気をくれという祈りが印象に残った。
Posted by
療養の為に年上のきょうだいと共に母親方の親戚の農場を訪れた少女が16世紀に迷い込み、歴史上の事件に巻き込まれるファンタジー 児童文学と銘打っているけれど、大人になってからでも十分に楽しめる 農場や迷い込んだ荘園の描写がとても美しい。 そして何より食べ物がめちゃくちゃ美味しそう! ...
療養の為に年上のきょうだいと共に母親方の親戚の農場を訪れた少女が16世紀に迷い込み、歴史上の事件に巻き込まれるファンタジー 児童文学と銘打っているけれど、大人になってからでも十分に楽しめる 農場や迷い込んだ荘園の描写がとても美しい。 そして何より食べ物がめちゃくちゃ美味しそう! 凝乳パイなるものをぜひとも食べてみたいものだ バビントン事件に関する文献を読んでみようとも思った
Posted by
現在東京宝塚劇場で上演中の月組「Eternal Voice」の背景をより知りたいと思って、読んだ一冊。 芝居自体は19世紀後半のイギリスが舞台だけれど、1587年2月8日にエリザベス1世によって処刑されたメアリー・スチュアートがキーになっていて、メアリー・スチュアートについてざっ...
現在東京宝塚劇場で上演中の月組「Eternal Voice」の背景をより知りたいと思って、読んだ一冊。 芝居自体は19世紀後半のイギリスが舞台だけれど、1587年2月8日にエリザベス1世によって処刑されたメアリー・スチュアートがキーになっていて、メアリー・スチュアートについてざっくりとした知識しかなかったので、メアリー・スチュアート存命時の時代背景や、芝居中に出てくる「バビントン一族」や「アンソニー・バビントン」とは何者か、知りたくなったのだ。 この小説自体は、19世紀末にロンドンに生まれた、バビントン家に仕えていた一族の末裔である体の弱い女の子が、かつてバビントン家の住んでいた田舎(ダービー付近)の屋敷(彼女の一族が引継ぎ、現在は大伯母たちが住んでいる)に療養に行き、アンソニー・バビントンが幽閉されていたメアリー・スチュアートを脱出させようと画策している約300年前の時代にタイムスリップを繰り返す話で、少年・少女向けの小説らしいのだけれど、大人の私が読んでもとても面白かった。イングランドの田舎の暮らしぶりや自然の描写も素敵で、気持ちが良かった。 正直、メアリー・スチュアート処刑に至る背景についてはそれほど深い知識は得られなかったものの、ヨーロッパのように古くから使い続けられている家や物に囲まれていれば確かに、古い時代をより身近に感じるだろうと思ったし、お話の中にもそして月組の芝居にも出てくるように、『モノや場所は記憶をとどめる』ということもあるかもしれないと思った。
Posted by