商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 1998/10/20 |
JAN | 9784004305811 |
- 書籍
- 新書
精神病
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精神病
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商品レビュー
3.8
14件のお客様レビュー
ストレスなど心の不調…
ストレスなど心の不調や問題が騒がれている今日に注目されている精神病について、分かりやすく心の病気を説明しています。内容は心の不調が原因で起きる、様々な種類の病気の系統や症状、具体的な事例などで専門的・分かりやすく紹介しています。9年前に書かれた本のため精神病の名前に問題はあるもの...
ストレスなど心の不調や問題が騒がれている今日に注目されている精神病について、分かりやすく心の病気を説明しています。内容は心の不調が原因で起きる、様々な種類の病気の系統や症状、具体的な事例などで専門的・分かりやすく紹介しています。9年前に書かれた本のため精神病の名前に問題はあるものの、心理専門家が薦めるほど心理学に通じていて、一般知識を得るための本としても興味深く思える本です。昔に書かれた本ですが、課題や問題点は今も残っていることで、むしろ昔からこんな視点があったのかと感心してしまいます。“
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精神に変調をきたす心…
精神に変調をきたす心の病気=精神病(この病名も誤解され易い暗いイメージがあり、別の呼称を考えたらどうだろう)。この分野の中の「分裂病」について誰にでもわかるように、優しく一般人むきに書かれており、良いガイダンスとして読むことができる。本書は1998年発行なので「分裂病」という呼称...
精神に変調をきたす心の病気=精神病(この病名も誤解され易い暗いイメージがあり、別の呼称を考えたらどうだろう)。この分野の中の「分裂病」について誰にでもわかるように、優しく一般人むきに書かれており、良いガイダンスとして読むことができる。本書は1998年発行なので「分裂病」という呼称で表記しているが2002年以降WHOでは「統合失調症」という名称変更をしている。分裂病というとらえどころのないイメージから、具体的な病気の特徴を内包したイメージへの転換である。発病率は全人口の1パーセント程といわれており、決して珍
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今回読んだ中のなるほどなあ文↓ 『心の不調には「二つの系列」があるとお考え下さい。一つは「(軽重はあれ)病気」の系列であり、今一つは「パーソナリティの歪み」の系列です。 (中略) 病気とは、(中略)本来のその人のとは多少とも異質な状態が出現し、原則として治癒あるいは悪化の方向へ動く。そういう状態です。 (中略) パーソナリティというのは、その人がこの社会に生きていくとき、特別に意図的でなくいつもやっている感じ方、考え方、つき合い方の「全体」をいいます。 (中略) 同じ心の不調でも、これは「病気」の場合のようにある時点から変化が生まれるのではありません。(中略)身体でいえば、体質のようなものをご想像いただくのがよいでしょうか。 (中略) 右側(※パーソナリティの歪み)は、その人の「人となり」のなかに源泉のある不調です。左側(※神経症・精神病)は、その人にとってはいわば余分なものが病気として付け加わった、そういう不調です。両者は本質を異にします。』 『この病気(※この本でいうところの分裂病=統合失調症)の人の子供時代の消極性の中身はなんなのでしょうか。 ここではサリバンという米国の精神科医の説を引用します。 (中略) 要するに、他人にたちまじって社会のなかで生きるには最低「自分に対する自信、少しむずかしくいえば、自分が自分を評価する気持ち」がいる、そしてそれは幼児期・児童期・青年前期あたりの他人との交流のなかからしか生れない、というのです。』
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